工場職員から人気美容師へ! 自由が丘美容室ALICe by afloatの店長中島直樹さんインタビュー

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自由が丘美容室『ALICe by afloat』店長中島直樹さん

 

美容師さんの『人』に焦点を当てたインタビュー企画第三弾です。
今回は自由が丘三店舗を展開する『ALICe by afloat』の中島直樹(ナカシマナオキ)さんにお話を伺いました。
自由が丘のオシャレな美容室で店長をしている中島さんからは、想像もつかないようなエピソードがたくさん出てきましたよ。ぜひお楽しみ下さい。

 

美容師になる前の意外な職業

自由が丘美容室『ALICe by afloat』店長中島直樹さん

 

——そもそも美容師を志したキッカケは?
中島「中学生の時からなんですが、当時はまだカリスマ美容師ブームの前だったんですけど、たまたま仲の良い友だちが美容師やりたいって言ってたのを聞いて『あ~そういう職業もあるんだ』って気付いて。そこから、自分で髪を切りだしたり兄貴の髪を切ったりっていうのが、スタートですね。それが高校の頃に美容師ブームが来たら、流行りに乗るのがイヤになっちゃって(苦笑)。少し天邪鬼な所があるんですよね。で結局、高校卒業後は石川島播磨重工っていう造船の会社に就職しました」

——大企業じゃないですか! 意外な経歴ですね。
中島「そこで1年間、ヘルメットを被って溶接工として船を造ってから、上京って感じですね。溶接免許は更新し忘れて、今は失効しちゃいましたが(笑)」

——上京されたのは何歳の頃ですか?
中島「80年生まれで今年36歳なんですが、20歳の誕生日にその石川島播磨重工を辞めて上京しました」

——へぇ~ドラマチックですねぇ。しかしなんでまた造船会社に?
中島「美容師とは全然違う仕事がしたくて。で単純に、休みが多いところってことで。年間170日ぐらいあったんですよ。スゴくないですか?」

——羨ましい!
中島「で、上京してから一年間はバイトばかり。当時はお金も無いから友だちの家に居候して、先ずは美容専門学校に通うための学費を稼がないといけなかったんで。で、歌舞伎町の花屋と原宿のカフェでバイトしてたんですよ。そうすると原宿だからお客さんも美容師だらけなんですよね。そこでやっぱり、美容師なんだな! って思って」

 

上京して美容師への道へ

自由が丘美容室『ALICe by afloat』店長中島直樹さん

 

——それが、20〜21歳ですよね。何で東京に行こうと思い立ったんですか?
中島「僕、鹿児島出身なんですけど。地元から都会に出るっていったら、福岡か東京のどちらかなんですよ。でも、福岡に出ていった友だちが誰一人いなくて、東京なら仲の良い友だちもいるし、まぁ家もあるし……っていうのが、単純な理由です」

——あっ、家もあるしっていうのは、居候していた友だちの家のことですか?(笑)。
中島「そうです(笑)。とりあえず東京に行けば何かがある、それだけのことですね。原宿のカフェで働いていた時も、やっぱ周りはもうオシャレな人たちが歩いてるじゃないですか? その中で美容師が輝いて見えたんですよ! もちろんお客さんとしても来るから、目の前にあった美容室の店長さんと仲良くなって、ヘアーショウも出たりしたのもあって『うちの受付やんない?』と誘われて」

——受付をやりながら、美容師免許をとれば? と。
中島「うわぁ、こんな華やかな世界があるんだ! ってやっぱ思うじゃないですか。で、やっぱり美容師になりたいな~って改めて思って、先ず最初に千歳烏山のお店に入りました」

——あっ、誘ってくれた美容室じゃないんですね?
中島「普通に町の美容室って雰囲気で、目指していた美容とは違ったけど、まだ美容師免許を持ってなかったので原宿界隈のサロンでは働けなくって……結果15、6社は受けたんですけど、全部落とされて……最終的にソコに入ったって感じで。でもやっぱりデザインや撮影をやっているところに入りたかったので、辞めて……」

 

上京した美容師の苦悩を全て通ってきた

自由が丘美容室『ALICe by afloat』店長中島直樹さん

 

——その後が当時下北沢にあった美容室ですね。
中島「その当時の美容業界専門の雑誌を開いた時に、その店舗のオーナーが載っていて、うわっ! この人、超カッケー! みたいな。僕の美容師としての師匠みたいな人なんですが、ニッカボッカに足袋を履いて、クマちゃんのプリントがされた真っ白なスウェットを着て、取材を受けてたりして」

——かなり攻めてますね!
中島「そう、超カッコイイ人だったんですよ! しかも大正時代のバーバーチェアがあるような内装で、作るデザインも超カッコ良くて! で、何も募集がかかってなかったんですけど、とりあえず、履歴書だけ出してみようと思ったら、受かったんですよ。で、そこから3年位働いたんですが、売り上げが上がらなくて……」

——そんなカッコ良いサロンなのに何故?
中島「ウェブ告知もしないし、フリーのお客さんも呼ばない。お客さんは自分の足で見つけてくるというスタンスだったので。だからお給料も当時は手取りも10万あるかないか位で……スタイリストですよ?(苦笑)」

——生活もキビシそうですね……。
中島「で『もうちょっとさすがに限界です、辞めます』と。その次に表参道にあったお店に入って、やっと表参道に行けた! と思ったら潰れるっていう(苦笑)。その後、オーナーが変わってそのまま名前が変わった店舗に移って、そして今の店ですね」

——なかなか波乱万丈ですね。
中島「多分、上京した美容師がみんな悩んでいるところを、僕は全部通ってきてますね。みんな有名サロンに入りたくて地方から上京してくるけど、実際に入れた店がデザインも撮影もやってない。じゃあ、撮影をやるところに入りたい! でどうにか入ったら、現実的に売り上げが上がらないし、給料が安い……で、そこで挫折する子が多い」

 

普通だけど何かが普通じゃない中島さんの趣味

自由が丘美容室『ALICe by afloat』店長中島直樹さん

 

——まさに美容師の酸いも甘いもご存知のセンパイということですね。ところで、そんな中島さんの趣味は自由が丘のランチ巡りって伺いましたが、他にも趣味ってありますか?
中島「海が好きなんですけど……といってもサーフィンじゃなくて釣り。魚を釣る行為自体は好きなんですけど、魚に触れないし、大物を釣りたい! とかには全然興味無いんですよね」

——魚が触れないんじゃしょうがないですよね(苦笑)。釣り糸を垂らしてる時って、いつも何を考えてるんですか?
中島「う~ん、基本的に何にも考えないようにしてますね。といっても仕事のこととか考えちゃいますけど(笑)」

——釣った魚を食べるのは……。
中島「そっちは大好きですねぇ。お肉をあんまり食べないんで。なので、休日はまず作品撮りをして自由が丘でランチして、それで気分が乗ってたら釣りに行ったりして……ってなんか、スゲェ充実してる風ですよね(笑)」

——とは言っても、基本一人が好きなんですね?
中島「ですね。集団行動が苦手なので、1人でできる釣りがイイんですよ。鎌倉とか葉山とか、あっちの方が多いですね。単純にあの辺のロケーションが好きだっていうのもありますが」

——やっぱり竿や道具なんかにもこだわってたりするんですか?
中島「いや! 釣りに関しては全然こだわってないっすよ。道具も毎回、買うんです♪」

——えっ?
中島「1000円くらいのセットが売っていて、それを毎回買うんです。なんか汚いのがイヤなんで、一回使ったらもう使わない。あと魚を触るのも苦手なので、釣った後はリリースしちゃいます。釣りっていう行為自体が好きなんですよ。海に行って、ぼ~っと出来て」

——自由気ままですね。他に好きなモノってあります?
中島「釣り道具はこだわらないって言いましたが、それ以外に関しては道具好きです。僕らが使っているシザーにしろコームにしろ、機能を伴った美しさを持つモノが大好きなんですよ。例えば、僕が石川島播磨重工時代に履いていたニッカポッカや足袋もね、色んな種類があるんです。電気工事用はオールレザーとか、危険作業用はツマ先に金属が入っていたりとか。それぞれシンプルで理に適っているデザインで美しいんですよね。だからなのか、ヘアもナチュラルが好きですね。その人の自然の顔を活かせるヘアがやっぱり一番美しい! ヘアデザインを作る時って、絶対的に自分の潜在意識にある好きなモノが出てくるんですよ。それが僕の場合は機能美が好きだし、ナチュラルが好きで海が好き。っていうのが絶対にどこかしら出てくるんです」

——じゃあ、撮影はニッカポッカと足袋を履いてやりますか? 中島さんにとってご自身のルーツでもありますし。
中島「あ~それ、やりたいですね! ニッカポッカも足袋も、今でも持ってますよ。僕、メッチャ似合いますよ~! やっぱり僕自身のルーツでもあるし捨てられないんですよ」

——なんだったら、釣りをしてもらっちゃってもイイですよ。
中島「あっ! 釣りですか~? 行きましょう!(笑)」

 

インタビューを終えて

自由が丘美容室『ALICe by afloat』店長中島直樹さん

 

さて、美容師さん取材第三弾は人気美容室のAlice by afloatで店長を務める中島さんでした。
今はサロンワークはもちろん、雑誌の撮影などのお仕事も勢力にされていますが、過去には色々な経験を積んで、今の中島さんがあるのだとお話を伺って感じました。
今回の中島さんの好きで原点でもある場所と、師匠とも呼べる方のようにニッカポッカを着て撮影を行いました。全く違和感のないニッカポッカ姿を見て、普段の中島さんとは違う一面をお見せできたのではないかと思います。
さて、次は自由が丘エリアから恵比寿、中目黒、代官山エリアの美容師さんにインタビューを行う予定です。どんな美容師さんがいるか楽しみにお待ち下さい

 

今回インタビューした美容室&美容師
ALICe by afloat
中島直樹(ナカシマナオキ)

interview&test:TOMMY / photo:曽我美芽

 

過去の美容師インタビュー

 

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