【多趣味なサブカル系美容師】代官山の美容室『ARC+』倉繁麻依さんインタビュー

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笑顔と話し方がとても上品な倉繁麻依さんにインタビューしました。普段は代官山にある『ARC+』という美容室でスタイリストをしている倉繁さん。
お話を聞くと上品な雰囲気からは想像がつかないサブカルチャーな趣味や、ファッションの好みが分かりました。

 

 

一度きりの人生を楽しむために

 

——倉繁さんは一度、美容師を辞めていた時期があるそうですね。
倉繁「そうですね。なので美容師歴はトータルで9年になります」

——スタイリストなってからは?
倉繁「今年で32歳なんですが、ちょっとデビューは遅かったので、今年で3年目ですね」

——なんでまた、美容師を一度辞めちゃったんですか?
倉繁「一度、大阪のサロンに入社して働いていたんですが、24歳くらいで上京したので……」

——なにかキッカケがあったんですか?
倉繁「やっぱり“東京の方が勉強ができそう!”っていう漠然とした想いからでしたね。とはいえ有名サロンのココで働きたいとかっていうのはなく、とにかく“一度きりの人生だから!”って思い切って上京しました」

——それで一度辞めて、すぐ東京のサロンで働き始めたと?
倉繁「それが、上京してからは東京で美容師になるというのが踏み出せず、雑貨屋さんでバイトをしたりしていて……」

——それは、またイチからスタートし直さなきゃいけないコトに対しての葛藤があったり?
倉繁「そうですね。自分がお客さんとしてサロンに訪れた時に、セット面に座って髪の毛をいじられながら、“私、なんでこっち側なんだろう?”と思って。とはいえ自分の性格的に、またシャンプーから始めるのか〜って思うと躊躇してしまい……でも自分で選んだ仕事だし、まだやりたいな! と思ってコチラに入社しました。結局、またデビューするまでに4年かかってしまいましたけどね(苦笑)」

 

上京して気付いた故郷の良さ

 

——そんな倉繁さんですが、出身は鳥取県でしたよね。話していると微妙に関西のイントネーションはありますが、鳥取弁がポロッと出ちゃったりも?
倉繁「あんまり出ないですね、基本は語尾に“だに”って付いたりなんですけど(笑)」

——そういえば、ちょっと前にスターバックスが初出店して話題になっていましたね。
倉繁「そうですね、おかげ様で(笑)。あと「スタバ」ならぬ「すなば珈琲」というお店もありまして、イイ感じに共存しています」

——鳥取県をアピールするとしたらどんなトコロですか?
倉繁「私、最近は地元に帰ったら、鳥取の観光地に絶対行くようにしているんですね。今まで全然興味がなかったんですけど、故郷の魅力を改めて知りたいという気持ちが強くなってきたみたいで(笑)。“自然しかない”ところを逆手に取って、自然と戯れるスポットっていうのが最近増えていて、有名な鳥取砂丘はもちろん、ジオパークに認定されている浦富海岸の海水から天然の塩作りが体験できたりとか、すごく面白いですよ。あと、鳥取県は漫画好きにもオススメです!」

——漫画ですか?
倉繁「『ゲゲゲの鬼太郎』の水木しげる先生や『名探偵コナン』の青山剛昌先生の出身県ですから」

——水木しげるロードが有名ですもんね。
倉繁「コナン通りっていうのもあるんですよ! そこにコナンの銅像があってよく盗まれちゃうそうですよ(笑)。あとJR西日本と組んで、名探偵コナンのミステリーツアーも開催されていたりするんですけど、コレが全然予約が取れないくらいに大人気で……」

——面白そう! ミステリーツアーはまだ未参加ですか?
倉繁「一度はチャレンジしたいと思ってるんですけどね~、チケットはどうにかお母さんに取ってもらってと画策中です(笑)」

 

高校生から芽生えた東京への思い

 

——鳥取県の良さがシッカリ伝わってきましたが、専門学校時代は大阪だったんですよね? どんな学生時代を過ごしたんですか?
倉繁「学生時代は寮生活だったので遊びもしましたけど、基本は厳しかったですね。大阪に行ったら1番最初にやりたかったコトが“好きなだけ洋服を買うコト”だったので、まずはそれまで貯めていた貯金でショッピングに行くことからスタートしました(笑)。鳥取じゃ欲しい服が全然売ってないんですよ。なので、高校時代が服飾学科だったのもあり自分で既製品をリメイクしたり、生地を買ってカバンを作ってみたりしていましたね」

——じゃあ帰省のたびに、「オシャレになったわね〜」とか言われちゃうんじゃないですか?
倉繁「いやいや~言われないですよ! 地元ではオシャレも怠けていますし(笑)。就職してすぐは“故郷に錦を飾る”つもりで気合入れたファッションで帰っていましたけど、正月頃って意外と雪がスゴイ積もったりするんですよ、鳥取も。そんな中、ヒールを履いて帰ったりしていたので、母親にやめなさい! って言われて、今では寒くないカッコで帰えるようになりました(苦笑)」

——一気に実用本位に(笑)。その後は大阪で就職して。
倉繁「専門学校も大阪だったので、その流れで堀江のサロンに就職しました」

——東京と大阪って、違うなぁって感じるもんですか?
倉繁「やっぱり違いますね、もちろん大阪も好きですけど、初めて原宿に行った時とか、すごいドキドキしましたよ♪」

——なんでまた?
倉繁「“この街って何でもアリなんだなぁ!”と思ったんです(笑)。地元がメチャメチャ田舎でコンビニにもないような場所だったので、ファッション誌を読むたびに“こういう洋服をいつか着てみたいなぁ”っていう憧れがあったんですよね。子供の頃の私って、すごい地味で大人しくて、服や髪型に対して自己主張することもなく、母親好みの格好をしている子だったんですよ」

——意外ですね。
倉繁「だからその反動だと思うんですが、成長していくにつれて自分で何かを表現したいっていう気持ちが強くなっていって。そうなると服や髪型などファッションにも興味が生まれてくるじゃないですか? それでココだったら自分も変われるかもって思い、高校では服飾学科に入学しました。その頃から、自由に自分自身を表現できる場所=東京っていうイメージがあったから、原宿でそういう人たちを見て、すごいドキドキしたんだと思います」

 

倉繁さんの意外な音楽の趣味

 

——実際に、東京に住んでみてどうでしたか?
倉繁「上京当初は大田区に住んでいたんですが、ARC+に就職してから学芸大学に引っ越して、現在は多摩川を渡って、神奈川県の二子新地に住んでいます。やっぱり田舎もんの感覚が抜けなくて、住むには郊外の方が落ち着くんですよね(笑)。二子玉から川をひとつ渡るだけで、住宅地以外に何もないんですよ、でもそんな雰囲気が好きなんですよね♡」

——その気持ちなんとなく分かります。休日はどう過ごされているんですか?
倉繁「カメラと古着屋巡りが趣味で、こう見えても昔から……」

——霊感があるとか?
倉繁「違いますね(笑)。まぁ、巫女さんのバイトはしてましたけどね、鳥取で」

——霊感とかありそうですよ。
倉繁「ないですよ!(笑)。で、話を戻しますとロックとかパンクが好きなんですよ。家でそういう音楽を聴くのが好きです♪」

——たしかに意外! 好きなバンドは?
倉繁「最初に好きなったのがセックスピストルズとかザ・クラッシュとかザ・ブルーハーツとかで」

——いわゆる初期パンクですね。オフ日のファッションは意外とハードだったりして?
倉繁「やっぱりスタッズやラバーソールとか好きですよね。もちろんライダースジャケットとかも大好き♡ 普段は大人しいというかフワっとした格好が多いんで、全然想像がつかないって周囲からは言われるんですけど、実はソッチ方面が好きなんです!」

——じゃあ、CDやレコードも大量に持っていたりするんですか?
倉繁「以前は結構買ってましたよ! 私、興味があっても自分からは動き出せないタイプなので、身の回りを一回ゼロベースに戻すコトで、また色々と吸収出来るように断捨離すべく、最近荷物を整理したんですね。そうしたらレコードが出てきたので、ちょっと前に話題になったボブ・ディランなんかを聴いて盛り上がっていたところです(笑)」

——結局、断捨離はできてないって話ですね(笑)。でも本当にパンク好きは意外ですね。じゃあ、いっそ撮影では、ライダースを着てパンクやロックなイメージに振ってみますか?
倉繁「私、パンクなイメージで大丈夫ですか? この前、原宿のピンクドラゴンに入ろうと思って躊躇して止めたくらいなのに(笑)」

——う~ん……よく行く馴染みの古着屋さんがあれば、ソコでもイイですよね。
倉繁「高円寺にお気に入りのお店がありますよ。アンダーグラウンドな感じの」

——なんてお店ですか?
倉繁「高円寺の中通商店街に、キタコレビルっていう建物があるんですけど、ご存知ですか? 〈はやとちり〉〈サウスポー〉、〈GARTER〉、〈シークレットDog〉、〈ilil〉っていう個性的な古着屋さんが集まっていて、買い物するというか友人のトコロに遊びに行くって感覚で通っているんですが」

——へ~面白そう!
倉繁「同世代の子が働いていて意気投合して遊ぶようになったんですが、どれも個性的なお店ばっかりなんですよね。店内の作業スペースを借りて、私もGジャンにスタッズを打ってカスタムしたりしていて、すごく楽しいんですよ。それこそ、レディー・ガガが来日時に買い物に来たりもしてました」

——じゃあ、撮影はそこで!

 

インタビューを終えて

 

倉繁さんがオフの日に良く行くというキタコレビルで撮影させて頂いたり、高円寺の商店街でかっこいい感じで撮影をさせて頂きました。当日はロックテイストではなく、古着をベースとしたカジュアルな服装だった倉繁さん。古着の街として有名な高円寺の街並みにとてもあっていました。
音楽やカメラなど、さまざまな趣味を持つ倉繁さん。ヘアスタイルや髪のお話はもちろん、それ以外のことでも楽しく美容室での時間を過ごすことができそうですね。

 

今回インタビューした美容室&美容師
ARC+
倉繁 麻依(クラシゲ マイ)

 

interview&test:TOMMY / photo:曽我美芽
<Special Thanks>
キタコレビル
東京都杉並区高円寺北3-4-13

 

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