おしゃれな空間をVRで「没入感あふれるサロン新体験」
『Raku Lab』は「キレイの主役」をテーマにして、イベントやイノベーティブな企画を通したコンテンツを作っていく、楽天ビューティが主催するラボです ! 今回は、楽天の技術研究所とのコラボで美容室のVR動画にチャレンジしました。
楽天技術研究所(RIT)と楽天ビューティが奏でるイノベーションとは?
今回は、様々なサービスとコラボしてきましたが、空間を上手く表現できる場所として、キレイなサロンの空間に着目してみました。従来の静止画によるサロン紹介では、サロンの雰囲気を詳細まで感じることが難しかったのですが、VRの360°映像は空間認識ができるようになるため、より臨場感のあるサロン体験が可能になります。また、同じ360°でも、360°映像は360°静止画像とは異なり、映像の中でサロン体験をガイドして下さるサロンスタッフの方がいらっしゃりサロンのお勧めポイントを紹介して下さったり、実際にサロンへ訪れたときのような感覚がより伝わるようになったのでは思いとます。
静止画像だけですと、色々な角度から撮影したサロンの内部を見ることはできるのですが、フラットな絵になる分情報量が少ないです。静止画像1枚に費やす閲覧時間も数秒程度になってしまいます。一方、360°映像ですと、上下・左右・前後にと視界に入る情報も多いため、自然と閲覧時間も長くなり、それによってよりサロンの雰囲気が伝わるのではないかと思っています。また、360°という特性を生かし、ガイドの方の声が聞こえてくる方向にも工夫をして、ビデオを閲覧される方がまるで本当にサロンに来て内覧をしているような臨場感を出せるようにしました。
この業界でVR動画を導入するのは珍しいようですが、今後お客様によりよいサービスとコンテンツを提供するにあたり、VR以外にも様々な技術で後押しができたら、と思っております。
Raku Lab編集部がVRを体験
初めてサロンVR動画を体験して下さるのは、楽天内定者の島村美穂さんと中川みなみさん。
-VRって耳にすることが増えましたが、若い方の間ではどのくらい浸透されているのでしょうか。
中川:私自身VRをまだ体験したことがないのですが、身近なものになっていることは確かだと思います。例えば遊園地の中にVRを使ったアトラクションがあったり、VR専門の体験施設があったり、他にも街中で気軽にVRを体験するイベントも行われていたりしますよね。ですが正直、日常生活の中でVRを使う機会はほとんどないのでVRが浸透しているとは感じられません。しかしながら今日までの30年間で携帯電話の普及や発展が目まぐるしく進んだように、新たなテクノロジーの分野としてVRは今後確実に浸透していくと思います。
島村:日常的に用いるまでには浸透していないように思います。『ポケモンGO』をはじめ、ARを活用したコンテンツは徐々に広まりつつありますが、VRは特殊なデバイス(ヘッドマウントディスプレイやPCなど)が必要なため若年層で所有している人は少ないのではないでしょうか。しかし近年、パソコンや外部センサーがなくてもVR空間を動き回れるうえ、399ドルという手軽さが特徴のVRヘッドセットの新モデル「Oculas Quest」をフェイスブック傘下のOculas発表したことで前述したデバイス問題も解決され、今後は若年層にもVRの浸透が期待できるのではないかと思います。
ー臨場感や没入感を与えるということで学習や記憶を助ける空間認識能力があると言われますが、いかがですか?
中川:以前VRが記憶を助ける効果があるという実験結果についての記事を読んだことがあります。他にも普及し始めている教育分野でのVRの活用は、教科書の平面上で学ぶよりもより理解がしやすい上に学習意欲の向上にも繋がる効果があるということも耳にしたことがあります。「リアルに近い」というVRの最大の魅力を考えれば、写真や動画よりもはるかに記憶や学習を助ける役割果たすことは簡単に想像できます。教育だけではなくビジネスにおいてもこうしたVRの特徴を有効活用できれば今までになかった相乗効果を生むのではないかと思います。
島村:その通りだと思います。AR(拡張現実)と違いVRは仮想現実にユーザーを飛び込ませるような体験を促すものなので、上記のように人々の学習や記憶など、あらゆる分野をサポートするメリットがあると感じます。最近では学習面だけではなく、VRとジェットコースターを融合させ、「座席効果」と「環境効果」によって空間認識能力を刺激しリアルな臨場感を体感するアトラクションなど、娯楽の面においてもVRの需要は高まっています。今後は社会福祉の現場でもVRが与える空間認識能力が役立てられる機会があるのではないかと期待しています。
サロンVRの可能性
島村さんと中川さんは、今回Shaluの店内をVRで見た感想を2点ずつ挙げてくれました。
島村さんPoint1 「サロンの雰囲気をより感じ取れる」
島村:通常サロン紹介は静止画のみですが、VRを用いることでまるで自分がそこにいるかのような臨場感とともに、その場の雰囲気を一瞬で感じ取ることができると思いました。今回撮影にご協力いただいたサロン『Shalu』ではカット台にテレビモニターが設置されており、Netflixが閲覧できるというユニークなサービスをVRによって魅力的に発信していると感じます。また、画像で見るよりも明るくシックな店内は初めて足を運ぶ顧客にとってより居心地の良い空間になっていると思いました。
島村さんPoint2 「全ての人々が安心できるサロン探し」
島村:VRによるサロン紹介は健常者だけではなく、ハンディキャップのある方々にとっても利点のあるサービスだと思います。店内全体を見渡せることによって車いすでも来店できるようなスロープはあるのか、手すりはついているのかなどの細部まで確認することができるため、自分に合ったサロンを容易に見つけ出すことができます。特に『Shalu』ではフラットシートのシャンプー台が用いられていることで首が痛くなりにくいという利点や、入店時からフロントまで段差のない店内がVRによってわかりやすく伝えられており、全ての人々が安心して足を運ぶことのできるサロンだと感じました。
中川さんPoint1 「サロンの雰囲気が瞬時に分かる」
中川:サロンの雰囲気や特徴はサロンを選ぶ時の重要な判断材料の一つです。今回ご協力いただいたサロン『Shalu』はリゾート感のある落ち着いた空間なので、とてもリラックスしながら施術を受けることができると感じました。またNetflixを待合室や施術台に完備しているサロンは今まで見たことなかったのでとても新鮮でした。こうしたサロンの雰囲気や工夫はVRによってより効果的に伝えられていると率直に感じ、サロン選びをする上でとても役立つと思いました。
中川さんPoint2 「明確な来店動機に繋がる」
中川:『Shalu』は首が痛くならないシャンプー台を備えていたりNetflixを完備していたりなどお客様への気配りが行き届いており、初めての来店でも気兼ねなく過ごせるサロンだと感じました。その上画像や通常の動画にはないVRならではの視覚効果によって、映像を見た後実際に『Shalu』に行ってみたいと思えるくらい好印象を抱くことができました。画像で見るのと比べてVRはサロンのイメージが沸きやすいので来店動機に繋がりやすいということも分かり、VR活用の有効性を実感しました。
初めていくサロンは、写真だけでは想像しにくいものがあるということが今回気づかされますね。数あるサロンの中で行ってみたいと思ってもらえることは、非常に大事です。折角の空間に対して、「個々のサロンらしさ」を出すことが今後ともユーザーを魅了する一つで、行ってみたいと思ってもらえるのかもしれません。
今回、撮影に協力いただいたShalu 新百合ヶ丘店の皆様に取材のご協力に感謝すると共に、益々の発展をお祈り申し上げます。
SALON INFOサロン情報
Shalu 新百合ヶ丘店 (シャルシンユリガオカ)
神奈川県川崎市麻生区万福寺6-7-2 メディカルモリノビル105号室
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