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パサパサ髪の毛から艶髪へ! 4つの改善方法を現役美容師さんが教えてくれました!

パサパサ髪の毛から艶髪へ! 4つの改善方法を現役美容師さんが教えてくれました!
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髪の毛に潤いがなくなって、パサパサ髪になってしまったという方は少なくないと思います。
元の艶髪に戻すにはどうしたら良いか分からないですよね。

そんな悩みを抱えている方に、パサパサ髪の原因となる日常の習慣や、パサパサ髪から艶髪へ戻してくれる4つの改善方法を、広尾にあるINSOLITE BEAUTEでディレクターをされている西尾和樹さんに詳しく聞いてきました。 ぜひ参考にしてください。

CONTENTS目次

髪の毛がパサパサってどんな状態?

髪の毛がパサパサってどんな状態?

髪の毛がパサパサになっているのは、髪の毛の内部を守るキューティクルが損傷している状態です。
キューティクルが損傷することで、潤いのある髪の毛内部を守ることができずにダメージをおってしまい、髪の毛がパサついて枝毛や切れ毛の原因に繋がります。

【髪の毛の三層構造】
 ・キューティクル:  髪の毛の表面にあり、内部の組織を守る役割がある
 ・コルテックス:  髪の毛の内部を形作る組織。髪の毛の約90%はコルテックスで作られており、ハリや弾力などを作り出す
 ・メデュラ:  髪の毛の中心にある組織。外部からの刺激により空洞ができやすくなる

髪の毛がパサパサになる原因はなに?

髪の毛がパサパサになる原因は?

原因1. 使ってるシャンプーが合わない

髪の毛がパサパサになってしまったという方は、市販されている安価なシャンプーは避けた方が良いでしょう。
安価なシャンプーは、洗浄力が高いという特徴があるのですが、頭皮が乾燥してしまうというデメリットがあります。
その中でも、成分表記に『界面活性剤』と記載されているシャンプーを使用している場合は、シャンプーの購入を見直しても良いでしょう
この界面活性剤の中には、ラウリル硫酸やラウレス硫酸が配合されていることが多く、これが入っていることで泡立ちが良くなり、洗浄力が高くなるのですがその分頭皮トラブルにも繋がる可能性が高くなります

ノンシリコンシャンプーを使っている方も、髪の毛がパサついていると感じるかも知れません。これは髪の毛を艶やかにするシリコンが入っていないからです。
ノンシリコンシャンプーを使用しても良いのですが、髪の毛の艶感が欲しいのであれば、シリコンに変わるオイル成分が入っているシャンプーを使用することをオススメします。

原因2. ドライヤーの使い方が間違えている

ドライヤーで熱を加えすぎると髪の毛がダメージを受けて、パサパサな質感になってしまうことがあります。これをオーバードライと言って、髪の毛を乾かしすぎた状態をさします。
最近の高級ドライヤーは、オーバードライにならないように、自動的に温度調節してくれるような商品もあります。もし古いドライヤーや高温が出るドライヤーを使用している方は、乾かしすぎに注意しましょう。

この説明からドライヤーで乾かさない方が良いと考える方もいらっしゃると思います。ですが、髪の毛は必ず乾かすようにしましょう。
髪の毛が濡れている状態は、キューティクルが開いているため、髪の毛内部のダメージを受けやすい状態になっているのです。そのため、髪の毛が濡れている状態で寝てしまったりすると、枕との摩擦でダメージを受けて髪の毛の傷みに繋がります。

原因3. 髪の毛に紫外線を多く浴びている

日差しが強かったりと、紫外線が強い日に外出すると肌が焼けてしまいますよね。
そのような日に外出すると、実は髪の毛も日焼けをしてしまうのです。
髪の毛が日焼けしてしまうと、キューティクルにダメージを与えるため、髪の毛が傷んでしまうことになります。

原因4. パーマやヘアカラーを頻繁にしている

近年は薬剤が進歩していたり、美容師の技術も上がっているため、パーマやカラー後すぐに髪の毛がパサパサになるということは減りました。とはいえ、髪の毛にダメージを与えてしまうのは事実です。特に髪の毛の色素を落とすブリーチは注意しましょう。
カラー以外にも、熱を加えて髪の毛をストレートにする縮毛矯正も、髪の毛へのダメージは少なくありません。

ブリーチや縮毛矯正などのリスクが高い施術を行う際は、信頼できる美容師にお願いした方が良いでしょう。お客様の要望に応えてくれる方も信頼できるかも知れませんが、髪の毛の状態をしっかり見てその上でストップを掛けてくれるような美容師の方がリスクが軽減できるでしょう。

原因5. ホームカラーは危険度が高い

ホームカラーで一番使用用途が多いのは白髪染めです。
白髪染めをしたい方のほとんどは、新しく生えてきた根元部分の白髪を染めたいと思っているのですが、自分で根元だけを染めるのは至難の業です。
また、ホームカラーは素人でも綺麗に塗れるようにするため、コームでとかしながら染める方法が一般的です。

美容院では『リタッチカラー』という根元だけを染めるメニューがありますが、コームを使用するホームカラーの場合ですと、根元だけではなく毛先にも薬剤を塗ってしまうことになります。この場合、本来塗らなくても良い箇所にも薬剤を塗布してしまうため、全体にダメージを与えることになるのです。
またホームカラーの特徴として、顔周りにダメージを受けることがあります。これは自分ではよく見えない後頭部よりも、顔周りを多く塗ってしまうことで起きるのです。

パサパサ髪から艶髪にする4つの対処方法

対処方法1. トリートメントの付け方を変える

いつもお風呂で使用するトリートメントを、正しい方法で使うだけで髪の毛をケアすることができます。
正しいトリートメントの付け方は以下になります。

1:毛束の中間から毛先にトリートメントを塗布して手のひらで揉み込む
2:コームを使用し、髪の毛をとかして均一に塗布する
3:2〜3分間放置する(ホットタオルを頭に巻くと効果大)
4:トリートメントを流しすぎない(しっとり感を少し感じるくらいで流すのをやめる)

もし髪の毛が傷んでいる状態ですと、その分トリートメントの栄養が内部に浸透しやすいので効果が出やすいでしょう。ですが、傷んでいる分栄養が抜ける速度も早くなってしまいます。

また、パサつきを感じている方は、洗い流さないトリートメントを付けるのも効果的です。
洗い流さないトリートメントは、タオルドライをした後に、中間から毛先にかけて付けましょう。重いオイルなどを付けると髪の毛が乾かなくなるため、軽めのトリートメントを使用するか、量を減らすようにしましょう。

対処方法2. シャンプーの洗い方を変える

シャンプーの役割は、髪の毛を洗うのではなく、頭皮を洗うことにあります。
実は髪の毛はそこまで汚れているわけではありません。なので、髪の毛には泡がついていればほとんどの汚れを洗い流すことができるのです。

油分を取りすぎないために、洗浄力が高すぎないシャンプーを使用して、頭皮をマッサージするように洗いましょう。頭皮にダメージを与えずに、健康な髪の毛が生えてくる土台を作ります。
また、シャンプーをした後はしっかりとシャワーで洗い流しましょう。目安としては、髪の毛を洗った倍以上の時間を掛けて洗い流すことをオススメします。

対処方法3. サロントリートメントは効果が高い

美容院ではお客さまの今の髪の毛の状態を見て、お客さまにあったトリートメントを使用します。そのため、自宅でトリートメントをするよりも効果は高いでしょう。
例えばヘアカラーをした後にサロントリートメントを毎回する方は、しない方よりも、髪の毛を良い状態に保てます。
ウルツヤ髪を手に入れたい方は、ヘアカラーをした後はサロントリートメントもセットですることをオススメします。

対処方法4. 髪の毛を正しい方法で乾かす

まず、タオルドライをするときは、ゴシゴシと拭くのではなく、頭皮を揉み込むように乾かしましょう。髪の毛はぽんぽんとタオルで挟むようにして、髪の毛に極力ダメージを与えないように拭き取ります。

ドライヤーは頭皮から乾かすようにしましょう。
頭皮が乾くと毛先の6割は乾いている状態になります。
そして、全体の毛束が乾いた後に、冷風を吹きかけることで開いたキューティクルが閉まって、艶感を出すことができます。

髪の毛をパサパサにしないことも大切です!

髪の毛をパサパサにしないためには

この記事では髪の毛がパサパサになってからの対処方法を紹介しました。
ですが、本当はパサパサになる前にケアしたいですよね。
そのためには、日々のホームケアを気をつけたり、ブリーチや縮毛矯正など髪の毛へのリスクが高い施術を何度もしないなどの注意が必要になります。

ですが、人によって髪の毛に対するプライオリティが違うのも事実です。
人によっては髪の毛の艶感よりも、デザイン性を重視する方もいらっしゃるでしょう。
また、若い方は髪の毛自体が健康なので、ブリーチなどをしてもそこまで深刻にならないケースもあります。
自分の髪の毛の状態を把握して、その上でやりたいデザインを探すことが重要になると思います。

取材したスタイリスト紹介

INSOLITE BEAUTE 西尾さん

・名前: 西尾 和樹(ニシオ カズキ)さん
・役職: ディレクター
・経験:24年


ライター: 遠藤 一穂

SALON INFOサロン情報

INSOLITE BEAUTE(アンソリット ボーテ)

住所:東京都港区南麻布五丁目16番13号 グリーンコア広尾 地下1階

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CATEGORY :ヘア
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