デジタルパーマ

「デジタルパーマ」とは、薬剤と熱を利用してパーマをかける技術をいいます。

通常のパーマ(コールドパーマ)は、薬剤のみを使用して髪の毛にカールをつけていきますが、デジタルパーマは薬剤の工程に熱処理をプラスした施術です。デジタルパーマでは、どのようにして髪の毛に熱を加えているのでしょうか。それはデジタルパーマ専用の機械を使用して、毛束を巻きつけるロッド一本ずつに熱を加えることで熱処理を実現しています。

デジタルパーマの特長として、髪の毛が乾いた状態でもカールが綺麗に出るという点が挙げられます。通常のパーマですと、髪の毛が濡れた状態じゃないとカールがしっかり出ず、乾くとカールが緩くなるということがありました。デジタルパーマは乾いた状態でもカールが綺麗に出るので、スタイリングが通常のパーマに比べてとても簡単になります。また、ふんわりとしたドライな質感のパーマヘアにすることも可能です。

良いことばかりのデジタルパーマですが、デメリットもあります。一つは髪の毛に与えるダメージです。熱処理を加えるので、通常のパーマに比べると与えるダメージも大きくなります。髪の毛を良い状態にすることと、美容師の技術力が不可欠なパーマ技術なのです。