アロママッサージってどんなマッサージなの?
最近よく街で見かける「アロママッサージ」の看板。「興味はあるけれど、具体的に何をするの?」という人は多いのではないでしょうか? 今回は、東京・上野毛にあるアロマ&リフレ&タイ古式マッサージサロン「Rilato(リラート)」のオーナーセラピスト彩華みほさんに、アロママッサージについて伺いました。
アロママッサージって何?
アロママッサージとは、ハーブや花など植物から抽出したアロマオイルの香りや成分を利用したアロマテラピーのひとつです。植物のナチュラルな香りに包まれ、手や足、ボディ全体などをマッサージすることで、心身ともに癒されると人気があります。
「一般的なマッサージは服の上から行うものが多いですが、アロママッサージはアロマオイルの香りや成分を浸透させるために肌に直接つけて施術するのが特徴です。高いリラックス効果を得られるのがアロママッサージなので、強い痛みを感じることはほとんどありません。
当店では足ふみマッサージとアロマオイルトリートメントをセットにしたコースもありますので、しっかりと圧をかけたい人にはおすすめです」(Rilato/彩華さん)
アロマオイルは何から作られているの?
植物の花や葉、樹皮、樹脂などから有効成分を抽出したものがアロマオイル。純度100%のものをエッセンシャルオイル(精油)ともいい、約300種類以上もあります。アロマオイルを抽出するには大量の植物が必要なので、高価になってしまうことも。安いものには石油などを合成したり、似た香りを混ぜたものなどもあるので、購入の際にはチェックするようにしましょう。
「アロママッサージには、純度100%のエッセンシャルオイルのみを使います。当店では約20種類のアロマオイルを使っていますが、人気があるのはやはりリラックス効果の高いラベンダーやローズ系ですね」(Rilato/彩華さん)
アロマオイルの主な種類はこちらです。
・カモミール……キク科の植物でリラックス効果あり
・ジャスミン……モクセイ科、エキゾチックでゴージャスな香り
・ローズ……甘くエレガントで香りの女王
・ベルガモット……ミカン科、オレンジに似たフレッシュな香り
・グレープフルーツ……ミカン科、爽やかな香りで食欲を抑える効果も
・ラベンダー……シソ科、緊張やストレスをやわらげる穏やかな香り
・シダーウッド……マツ科の木、甘く落ち着きのあるウッディーな香り
アロマオイルの効果は? どんな時に使うのがおすすめ?
ラベンダーの香りをかぐと気分が落ち着いたり、バラの香りでロマンチックな気分になったことはありませんか? アロママッサージは香りで癒されるだけでなく、血液やリンパの流れを促すのでむくみがとれるという効果も。
疲れが溜まった時、思いっきり気分を上げたい時など、アロマオイルを使い分けることで普段の生活がより豊かなものになります。
「アロママッサージの主な目的は香りによるリラックス効果です。また、オイルの成分が直接体に浸透するので、心と体の緊張をほぐしたり、自律神経やホルモンバランスを整える働きも。当店は完全個室でアットホームな雰囲気なので、ここに来るとすべて忘れてリラックスできるとリピートされるお客様が多いんですよ」(Rilato/彩華さん)
こんな時はこのアロマオイルがおススメ!
・疲れやストレスが溜まっている時……ラベンダー、ローズなど
・不眠症、心配事があって夜ぐっすりと眠れない時……ラベンダー、カモミール
・イベントや楽しいことを控えて気分を上げたい時……ベルガモット、レモン
・仕事で集中力を高めたい時……ローズマリーやペパーミント
・ロマンチックな気分で女子力を上げたい時……スイートオレンジ、イランイラン
日頃の疲れを癒やすにはさまざまな方法がありますが、植物のナチュラルな香りに包まれて痛みも少ないアロママッサージは、女性なら一度は経験したいもの。アロマオイルの種類によって香りや効能も違うので、まずは好きな香りを見つけることから始めてはいかが?
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