薄毛の人がパーマをかけるのはリスクがあるか現役美容師が解説します!!
パーマをかけると薄毛になる可能性はゼロではありません。
パーマをかけることで髪の毛が細くなったり、切れ毛の原因に繋がる場合があるためです。
パーマは薄毛のリスクがあるのなら、かけない方が良いのでしょうか?
パーマと薄毛の関係について、Hair Del Mar(デルマール)オーナーの藤崎さんにお伺いしました。
パーマは薄毛や抜け毛に繋がるリスクがある?
薄毛とは髪の毛が生え変わるときに、新しい髪の毛が細くなったり、本数が減ったりしてボリュームがなくなることをいいます。
髪の毛が細くなってしまうと、「コシ」や「ツヤ」も同時に減ってしまうリスクがあります。
薄毛に繋がる原因はストレスや紫外線、不規則な生活、食生活などとされていますが、普段のヘアケアの方法でも影響してきます。
パーマをかけることで、薄毛や抜け毛が増えるリスクは確かにあります。
例えば、低価格のアルカリ性のパーマ液を使用したりすると、薄毛や抜け毛のリスクが少し上がってしまうでしょう。
それはパーマをかけるときに、頭皮にパーマ液が付いてしまい、それが影響で頭皮の炎症を起こしてしまう可能性があるためです。また、髪内部のタンパク質が流れ出してしまうことで、髪が細くなってしまったり、切れ毛の原因になることもあります。
ただし、最近は薬剤の性能が良くなっているので、「パーマ=ダメージ」「パーマ=薄毛の原因」というリスクは減少しています。
ボリュームが少ない人でもパーマをかけても大丈夫?
現在薄毛の人でもパーマをかけることはできます。
パーマをかけることで、髪の毛のボリュームがアップするため、コンプレックスの解消に繋がる可能性が高いです。
ただし、現在髪の毛にダメージを負っている方や、ブリーチをしている方はパーマをかけない方が良い場合もあります。今の髪の毛の状態でパーマをしても大丈夫か、施術前に美容師に相談するようにしましょう。
パーマの種類と仕組み
パーマはどういう種類があって、どんな仕組みでカールがでるのでしょうか。
パーマの知識をプロに教えてもらいました。
パーマの種類は何があるの?
パーマには大きく分けて「コールドパーマ」と「ホットパーマ」の2種類があります。
それぞれの特徴を知っておきましょう。
・コールドパーマ
オーソドックスなパーマは、「コールドパーマ」を指すことが多いです。
2つのパーマ液を髪の毛に塗布することで、髪の毛にカールを作ることができます。
最初に髪の毛に塗布するパーマ液を、1液(1剤)と呼びます。
1液には、髪の毛を形成している結合を切断する役割があり、この状態でロッドを髪に巻きつけて形を作るのです。そして髪の毛がロッドにまかれている状態で、2液(2剤)と呼ばれるパーマ液を使用して再度結合させてカールを固定します。
・ホットパーマ
「ホットパーマ」とは、「コールドパーマ」の作業工程に、アイロンなどで熱を加えたパーマを指します。
そしてホットパーマを代表するパーマに「デジタルパーマ」があることをご存知でしょうか。
デジタルパーマは、形状記憶パーマと呼ばれるくらい持ちが良いとされているパーマです。
ただし髪の毛に熱を加えるため、コールドパーマに比べてダメージが大きくなるのがデメリットといえます。
デジタルパーマをする際は、髪の毛のダメージを美容師に相談してから行うのが良いでしょう。
パーマの髪の毛や頭皮へのダメージはどれくらい?
髪の毛や頭皮のコンディションによって、パーマで与えるダメージは変わってきます。
最近ではパーマ液の性能が上がっていたり、ダメージを軽減させるためにトリートメントで補うなど工夫がされています。
パーマの種類によっても頭皮への刺激が違う場合がありますが、どのパーマ液を使用しても施術が終わったらしっかりと洗浄してもらえるのでそこまで心配することはありません。
しかし、短期間に頻繁にパーマをかけたりすると、頭皮や髪の毛への負担になってしまうので注意しましょう。
次回どのタイミングでまたパーマをかけてよいのか分からない場合は、美容師に相談することをオススメします。
次回の来店目安だけではなく、ヘアスタイルの維持とヘアケアも教えてもらえますよ。
現在薄毛の人でもパーマをかけることはできます。パーマをかけることで、髪の毛のボリュームがアップするため、コンプレックスの解消に繋がる可能性が高いです。
ただし、現在髪の毛にダメージを負っている方や、ブリーチをしている方はパーマをかけない方が良い場合もあります。
今の髪の毛の状態でパーマをしても大丈夫か、施術前に美容師に相談するようにしましょう。
薄毛の方でもリスクを減らしたパーマをする方法
薄毛の方でも安心してパーマをかけるためには、リスクを減らすことが必要です。
髪の毛へのダメージを軽減させる方法を解説します。
方法① パーマをかける頻度に注意をする
最近の薬剤は進化していますが、それでも髪の毛へダメージは少なからず与えてしまいます。一度ダメージを受けた髪の毛がダメージのなかった髪の毛に戻ることはないので、短期間に何度もパーマをかけるとダメージを蓄積させることに繋がります。
パーマをかける頻度は、2ヶ月に1回くらいが良いでしょう。人によってはパーマが長持ちする方もいらっしゃるので、その際は3ヶ月に1回など自分で調整しても大丈夫です。
方法② ヘアカラーを同時に施術しない
ヘアカラーもパーマと同様に、薬剤を使用して施術をするので髪の毛にダメージを与えてしまいます。そのため薄毛の方はパーマとヘアカラーは同時に施術しない方が方が良いでしょう。
ただし、薬剤が進化していることで、髪の毛の状態によっては施術をしても大丈夫な場合があります。カウンセリング時にパーマとヘアカラーが同時に施術できるか相談してみましょう。
方法③ デジタルパーマを控える
デジタルパーマは薬剤でカールやウェーブをつけるパーマと違い、薬剤と高温の熱を使ってパーマをかける施術です。
通常のパーマに比べて持ちがよくなるため、人気のあるパーマです。しかし、熱を利用するため髪の毛へのダメージは通常のパーマよりも大きくなります。
薄毛の方やダメージを負っている方は、デジタルパーマではなく、通常のパーマで施術をするようにしましょう。
まとめ
パーマをかけることで、髪にダメージを与えてしまったり薄毛になってしまう可能性はゼロとはいえないことは確かです。
しかし最近のパーマ液は、技術が進歩しているので、以前に比べて与えるダメージはかなり軽減しています。
適切な頻度でパーマをかけることと、髪や頭皮に優しい薬剤を扱っている美容室を選ぶことが大事なポイントです!
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