まつエクとは？ 種類や本数で変わるデザインの違いやケアの方法をAngela代表の伊東真紀さんに聞きました！

－まつエクでは、どのような施術を行うのでしょうか？

まつエクとは、専用のグルー（接着剤）を使用して、自まつ毛に人工まつげを装着する技術です。
自まつげが少ない方でもボリュームを出すことができますし、長さも伸ばすことができます。カールの強さも選ぶことができるので、自分が理想とする目元をメイクをしなくても手に入れることができるのが特徴です。

－まつエクではどのようなグルーを使用しているのでしょうか？

グルーには肌が弱い方、敏感肌用のグルーもあるので、カウンセリング時にお伺いして、どのグルーを選択するか決めています。

あとは、アイスタイリストの技術スピードによっても使用するグルーが変わります。
施術のスピードが早いアイスタイリストの場合は、早く固まるグルーを使用しますが、スピードが遅い方の場合は、ゆっくりと固まるグルーを使用するのが一般的です。
他には寒いか暑いか、乾燥しているか湿潤しているかによってもグルーの固まる速度が変わるので、施術する環境も重要になります。

－使用するまつエクは、どのような素材からできてるのでしょうか？

ホームページなどを見るとシルク、ミンク、セーブルという名称で紹介されることが多いまつエクですが、元の材質はPBT（ポリブチレンテレフタレート）になります。
各メーカーによって基準が変わってくるので、シルク、ミンクといっても手触りなどはバラバラです。
一度サロンに行って、手触りなどを確かめて自分に合うか決めるようにしましょう。

他には安全面からまつエクを選ぶ方法もあります。
多くのまつエクは、表面部分しか抗菌されていませんが、松風というメーカーの場合は銀イオンという成分を人工毛の中に混ぜることでずっと抗菌作用が続きます。
メーカーまで謳っているまつエクサロンは多くないので、サロンに行ったら直接聞いてみても良いかもしれません。

－まつエクの80本のデザインは？

80本はナチュラルな仕上がりになる本数です。
スッピンが多かったり、普段はアイメイクをあまりしていないけど、自然な目力が欲しいという方にオススメです。
また、加齢によってまぶたが下がってきたり、目元が寂しいと感じてきた方にも良いでしょう。
まつエク初心者さんは、80本からスタートする方も多いですよ。

－まつエク100本のデザインは？

「80本のまつエクを試したけど、ちょっと物足りない」と感じた方にオススメです。
100本にすることで、ボリュームがよりアップするので自まつげから一歩先へ進んだデザインにすることができます。

－まつエク120本のデザインは？

まつエクのスタンダードになる本数といえます。
私のお店では、まつエク経験者の方が選択する本数は120本が多いですね。
アイメイクをするよりも、ナチュラルで可愛い目元にすることができるので、働く女性にピッタリな本数だといえます。

－まつエク140本のデザインは？

目元をゴージャスに見せたい、ボリュームをもっと出したいという方にオススメです。
普段のメイクで、マスカラを塗ってボリュームアップをしていたという方にしっくりくるデザインになるでしょう。

－まつエク160本のデザインは？

ボリュームがしっかりと出る本数なので、繊維が入っているマスカラを3度塗りしていたり、付けまつげを普段から付けているような方にオススメです。

－まつエクの長さはどれくらいが最適？

まつエクは、5mm〜14mmの長さがあります。その中でも、8mm〜11mmがまつエクでよく使用される長さです。

まつエクが短いとナチュラルな仕上がりになって、長くなるにつれて華やかな印象になっていくという特徴があります。
カウンセリング時に、どのような仕上がりにしたいか要望を聞き、まつエクの本数とカール、そして長さを同時に考えるのが一般的です。

－メイク落としの種類は？

メイクを落とす際に、オイルクレンジングをなるべく使用しないようにしましょう。
オイルクレンジングは洗浄効果が高いため、まつエクが取れやすくなってしまいます。
グルーとの相性もあるため、施術後にジェルやクリームなど何を使用したら良いのか相談してみましょう。

－洗顔はしてもいい？

まつエクを施術してからグルーが固まるまでは洗顔だけではなく、目元を水で濡らすことは避けましょう。
使用しているグルーによって固まる時間が異なるため、施術後にアイスタイリストに確認してください。

そして、グルーが固まったら洗顔は必ずしましょう。
グルーは揮発しているので、肌に付着しているためです。

普段の洗顔も問題ありません。
まれに「洗顔するとまつエクが取れてしまう」と思っている方がいますが、汚れを取り除いた方が目も清潔になるので洗顔はした方が良いでしょう。
ただ、ゴシゴシとするのではなく、優しく洗顔するようにしてください。

－タオルは使用してもいい？

もちろん使用しても大丈夫です。
ただ毛羽立っているタオルは使用しない方が良いでしょう。

まつげに付着した水分を拭き取る方法は、目の下にタオルを置いて目をギュッとつむるだけで大丈夫です。
まぶたに関しては、目を閉じてポンポンと触れる程度に水分を吸収するようにしましょう。
ゴシゴシとタオルを横に擦って拭き取るという行為はNGです。

－まつエクのケア方法は？

自まつげが乾燥していたり、傷んでいるとまつエクは長持ちしません。
そのため、美容液を塗って自まつげを健康にすることはとても良いことです。
美容液には、まつげ専用の商品があるのでそちらを使用するようにしましょう。

美容液は目元専用の安全な成分で作られているので、安心して使用することができます。
同じ毛だからといって、髪の毛用の美容液を使用するのはNGです。

また、市販の商品もありますが、自分に合う美容液を使用する必要があるため、まつげサロンで販売している美容液を購入することをオススメします。

－まつエクをしてアイメイクはしても大丈夫？

ビューラーを使用すると、まつエクが折れてしまう可能性があるのでやめましょう。
また、マスカラを使用する際は、お湯ですぐに取れる商品を使用するようにしてください。
ウォータープルーフのマスカラは、まつげにしっかりとくっついてしまうため、トラブルに繋がる可能性が高いです。