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【美容院の店長が解説】パーマの頻度や種類、失敗しない方法とは?

【美容院の店長が解説】パーマの頻度や種類、失敗しない方法とは?
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実はパーマをかけるオススメの頻度は、パーマの種類によって異なるんです!髪の毛のダメージを考えると、コールドパーマの場合は3ヶ月に1回、デジタルパーマの場合は少なくとも3ヶ月は空けることをオススメします。
パーマの種類やかける頻度、ダメージの関係を【自由が丘ヘアサロンのaura hair maison】で店長をしている長田さんに詳しくお伺いしました。

CONTENTS目次

どれを選ぶべき?種類豊富のパーマの違いと選び方

パーマの種類には大きく分けて「コールドパーマ」と「ホットパーマ」の2種類があります!
その種類によっても、いくつか分かれているようです!どんな特徴があるのか見ていきましょう♪

 

コールドパーマってどんなパーマ?

コールドパーマは昔から美容室で施術することができる、一般的なパーマを指します。

熱を加えずにパーマをかけるので、髪へのダメージが比較的少ないという特徴があるのは嬉しいですよね。
しかし、ホットパーマに比べると持ちがそれほど良くないというデメリットがあります。

1. コスメパーマ
化粧品登録しているパーマ液でかけるパーマのことをいいます。
カラーと同じ日に施術ができることや、多くのパーマ液についてるアンモニア臭がないのが特徴です。

2. 水パーマ
ナノスチームでかけるパーマです。
非常に細かい水の粒子が、髪の奥までしっかりと入ります。

3. クリープパーマ
パーマをかける際に最初に付ける、1液や1剤と呼ばれるパーマ液を塗布する時間が短いという特徴があります。
時間が短い分、スチーマーなどを使って髪に水分を入れて仕上げます。

ホットパーマってどんなパーマ?

ホットパーマとは、パーマ液を塗布したあとに、熱処理を加えたパーマをいいます。
髪に熱を加えるためダメージを与えやすくなりますが、持ちがよくパーマをかける頻度が少なくなるというメリットがあります。

1. デジタルパーマ
専用の機械を使用して髪の毛に熱を加えて、コテで巻いたようなカールを出すことができます。しっかりとしたカールが持続するため、スタイリングがとても簡単になるのはとても嬉しいですよね。
熱を加えるパーマなので、コールドパーマに比べて髪のダメージが出やすくなるというデメリットもありますので、当日担当してくれる美容師に髪の状態を見てもらい、デジタルパーマをかけても大丈夫か確認しましょう。

2. エアウェーブ
風の力でカールを形状するパーマです。
薬剤が弱めで、熱も約50度と低温なため髪の毛が傷みにくいという特徴があります。
エアウェーブで作った髪の質感はとても柔らかく、「ゆるふわ」なヘアスタイルがお好きな方にオススメです♪しかし、パーマがかかりにくい方にはカールが出にくかったり、デジタルパーマに比べたら持ちが悪い場合もあります。

3. 縮毛矯正
パーマ液を付けてから熱を利用して施術を行います。
他のパーマと大きく違う点として、縮毛矯正は生まれつきのクセ毛を伸ばす(真っ直ぐにする)のが目的の施術です。
同じく髪を真っ直ぐにすることを目的としたパーマに「ストレートパーマ」という施術があります。

☆縮毛矯正 : 生まれつきのクセ毛を伸ばす施術
☆ストレートパーマ : パーマのカールをストレートに施術

縮毛矯正は、薬剤を塗布したあとに約180度のアイロンの熱で施術を行うので、髪に与えるダメージも大きいですが、かける前とかけた後ではかなり違いはあると思います!
現在は、薬剤の進歩が進んでいるので、以前に比べたらダメージも少なくなってきているので、クセ毛で悩んでいる方は体験してみてはいかがでしょうか?
また、当日担当してくれる美容師に見てもらってから施術を行うことをオススメします。

パーマの仕組みを徹底解明!知っていると失敗しない!?

パーマをかけるときにパーマ液を2回くらい塗布して施術しますよね。
パーマ液にはそれぞれ別の役割があります。実は、1回目と2回目に塗布するパーマ液の役割や、パーマの種類による仕組みの違いを紹介します。

コールドパーマの仕組みと仕様☆

コールドパーマは、施術方法は1液(1剤)のパーマ液で髪の成分であるアミノ酸の結合を緩めます。
パーマ液を塗布したら、髪の毛にロッドをまいてカールを作り、その状態で2液(2剤)を塗布し、再結合させてカールを固定します。
熱を加えずに施術を行うため、根元からカールを付けられたり、波のような細かいウェーブの質感を出すことができるのが特徴です。
またコールドパーマは、濡れた状態が一番カールしますので、スタイリングする際は、半乾きの状態でムースを付けてから乾かすと、パーマの質感をより出すことが可能になります。

ホットパーマの仕組みと仕様☆

ホットパーマとは、1液(1剤)のパーマ液を髪に塗布して、アミノ酸の結合を緩めるまではコールドパーマと同様です。
しかし、ホットパーマはパーマ液を塗布した後に【熱】を加えてカールを固定します。

デジタルパーマで利用する熱の温度は、約70~90度とかなりの高めです。その高温で髪のたんぱく質の形を変化される、「熱変性」という性質を利用して、半永久的にカールが維持されるようにしています。カールを固定する際に、2液(2剤)も補足的に使用します。

縮毛矯正はデジタルパーマよりもアミノ酸の結合を緩めて、使用する熱も180度とかなりの高温です。
持ちが良いので、パーマの頻度は少なくすみますが、ダメージはコールドパーマよりも大きくなります。

パーマの種類や髪の長さでかける頻度は変わるの?

コールドパーマの場合は、3ヶ月に1回という頻度でかけることをオススメします。

しかし、髪の毛の長さやヘアスタイルのデザインによっては、1~2ヶ月くらいの間隔で再度パーマをかけた方が良いでしょう。
これらはあくまで目安なので、パーマが取れてきて、スタイリングが決まりにくくなってきたと感じたら美容室に行けば良いと思います。

デジタルパーマの場合は一度パーマがかかった部分に関しては、半永久的にパーマが残る状態になります。
なので、次回にしたいヘアデザインにもよりますが、最低でも3ヶ月は期間を空けたほうが良いと思います。

パーマの回数を重ねたら髪へのダメージはどうなるの?

最近は薬剤も進化しているので、ダメージに関しては以前よりも軽減することが可能になっています。

しかし、パーマをかける頻度が高くなれば、その分髪へのダメージに繋がります。

しかし、髪の毛は通常の生活で自然に傷んでしまうもの。
ロングヘアの方の毛先と、ショートヘアの方の毛先では、元々の髪の毛の健康状態が違うため、パーマをかけた際に受けるダメージも変わってきます。

そのときの髪の状態や、やりたい髪型を相談してパーマをかけるか、どのパーマで施術をするか決めることをオススメします。

パーマをかける最適な頻度はどれくらい?

髪へのダメージといっても、コールドパーマで受けるダメージと、デジタルパーマで受けるダメージは質が実は違います。

・コールドパーマの場合
コールドパーマは、水分と油分が髪の毛からなくなってしまい、それがダメージとなります。そのため、その足りなくなった成分をトリートメントで補給してあげることで、ダメージを回復させることが可能です。
髪の毛の長さによって変わってきますが、3ヶ月に1回の目安で施術を受けることが可能です。

・デジタルパーマの場合
デジタルパーマは、髪の毛を熱による変形で形状記憶させることで受けるダメージが主になります。
このダメージはコールドパーマのように、トリートメントをすることで、失ったものを補給すれば回復するというものとは違い、トリートメントでは回復させることができません。
髪を切らずに全く同じ箇所にデジタルパーマをかけ続ける場合は、1年間に4回が限度です。
しかし髪の毛のことを思うのであれば、半年に1回に留めておいた方が良いかもしれません。

まとめ

パーマの種類や仕組みを知ることで、どれくらいの頻度で施術を受ければ良いのか分かると思います。ヘアデザインも大切ですが、髪の毛へのダメージも考慮してかしこく・綺麗にスタイルチェンジしてみては♪

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aura hair maison(アウラヘアーメゾン)

住所:〒 158-0083 東京都世田谷区奥沢7-5-1 サン・エウラマンション103

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