Raku Lab通信

縮毛矯正の後にヘアアイロンやコテって使っても大丈夫?現役美容師に疑問に応えてもらいました!

縮毛矯正の後にヘアアイロンやコテって使っても大丈夫?現役美容師に疑問に応えてもらいました!
 更新

縮毛矯正後でもヘアアイロンやコテを使うのはOK?ちょっとしたくせ毛直し、またはへアアレンジをしたいときアイロン・コテを使いたいですよね。でもヘアアイロンやコテを使うと髪の毛が傷んでしまわないか、縮毛矯正が取れたりしないか心配なことも……。

今回はそんな悩みを解消するために、美容院『VISAGE 銀座』の店長・木村崇之さんに縮毛矯正の基本から、縮毛矯正後のヘアアイロン・コテ使用のときの注意点などを聞いてきました!

CONTENTS目次

縮毛矯正をするとどういう効果があるの?

縮毛矯正をするとどういう効果があるの?

-縮毛矯正とはなんですか?
木村「お薬を使って髪の毛を軟化させて、熱でクセを伸ばすメニューです」

-縮毛矯正にも種類はありますか?
木村「はい、髪質や求めるデザインにあわせた縮毛矯正があります。最近は、ナチュラルに仕上げたい方が増えているので、低温縮毛矯正というものもあります」

-通常の縮毛矯正と違う点を教えてください。
木村「薬剤に大きな違いはありませんが、工程の違いがあり、ブローだけで仕上げる縮毛矯正もあったりします。水素結合を利用して、アイロンを入れずにブローでより自然に仕上げるんです」

縮毛矯正とストレートパーマの違いは?またそれぞれにオススメの髪質

-縮毛矯正とストレートパーマとの違いは?
木村「ストレートパーマは、縮毛矯正とは違いアイロンを使わずに施術を行います。仕上がりに関しても、縮毛矯正のように長期間ストレートヘアにはなりません」

-なるほど。縮毛矯正とストレートパーマでオススメする髪質を教えてください。
木村「縮毛矯正にオススメの髪質は、強いくせ毛で根元から細かにうねっている方です。この髪質は、ストレートパーマでは伸びない可能性があります。
ストレートパーマにオススメな髪質は、ほんのりくせ毛で少し落ち着かせたい方によいでしょう。

髪の毛が細いか太いかはあまり関係なく、求めるデザインによって縮毛矯正になるのか、ストレートパーマになるのかをご提案させていただいています。ダメージについては、薬剤の強さやアイロンの温度などで対応するようにしています」

縮毛矯正のデメリットは?

縮毛矯正のデメリットは?

-縮毛矯正をすると髪の毛にダメージを与えてしまうと聞いたことがあります。
木村「そのとおりです。縮毛矯正は手触りがとてもよくなるんですが、髪の毛の内部は結構ダメージを受けている状態になります。一度受けてしまったダメージは元には戻らないので、カラーを入れるときに発色が変わることがあるんです。たとえば、縮毛矯正をしている状態でカラーをしてしまうと、縮毛矯正をした部分だけにごってしまうこともあります」

-縮毛矯正で失敗事例はあるんでしょうか?
木村「縮毛矯正後、時間をあけずに再度縮毛矯正をすると、髪の毛がチリチリになってしまうことがあります」

-髪の毛をサラサラにしたかったのにチリチリなるのは悲しいですね。
木村「こういったトラブルが起きた場合、基本的には切るしかないのです。酷いダメージを受けてチリチリになった場合は、ケアですぐにどうにかすることはできません。どうしても切るのに抵抗がある場合は、長い目で見てケアしていくしかなくなるのです」

縮毛矯正の持ちについて

縮毛矯正の持ちについて

-縮毛矯正の持ちは平均的にどれくらいですか?
木村「クセが強い方は、1~2ヶ月程度でほんのりとクセが出てくることもありますが、クセがそれほど強くない方は1回縮毛矯正したところは長い期間持ちます」

縮毛矯正の長持ちの秘訣はサロンケア

-長持ちさせるためには、美容院でできるケア方法はありますか?
木村「縮毛矯正をかけたら、サロントリートメントはなるべくした方がいいです。自宅でケアするよりも、しっかりとケアできます。サロンに行くたびにトリートメントをすれば縮毛矯正の持ちも良くなりますし、手触りも良くなるんです」

-美容院で取り扱っているトリートメントでオススメはありますか?
木村「縮毛矯正をした方には、ハホニコさんのラメラメがおすすめです。保湿をしっかりとしてくれて、手触りがかなりよくなるので、販売している店舗もあります。とは言え、髪質によって使うトリートメントが違ってくるので、髪質に合わせられるように、たくさんの種類のトリートメントを取り扱っていて、美容師がお客様の髪質を見て選んでいます」

縮毛矯正後のホームケア

-自宅でもケアできますか?
木村「美容院でのケアが一番ですが、毎日のケアとして、自宅ケアをした方がよいです。
シャンプーは乾燥ケアのものトリートメントはヒートプロテクト系のものを選ぶといいかと思います。縮毛矯正をすると、時間とともにどうしても髪の毛が乾燥してパサパサになったり、硬くなったりしてしまうので、保湿力の高いシャンプーやトリートメントがオススメです」

縮毛矯正後のヘアアイロンはOK?

縮毛矯正後のヘアアイロンはOK?

-縮毛矯正後にヘアアイロンを使用するとどうなりますか?
木村「縮毛矯正をしたからといって、アイロンを使うのがダメということはありません。
ただ、使い方を間違えると髪の毛がダメージを受けてしまうので、施術するときには、極力アイロンを使用しなくてもいいようなスタイルをご提案させていただいています」

-縮毛矯正+アイロンの使い方を間違えると、髪にはどれくらいの負荷がかかっているのですか?
木村「縮毛矯正後に、アイロンを高温で長時間あてたり、日常的に使用するのがNGの使い方です。どんどん乾燥してダメージが大きくなってしまうことがあります」

-縮毛矯正後は、どんなヘアアイロンでも使用できますか?
木村「そうですね。特に問題はありませんが、熱の伝わり方が弱いものだと、縮毛矯正した後にアイロンをあてても形がつきにくくなってしまいます。安価なものは熱の伝導力が弱いものが多いので、なかなか形がつかないかもしれませんね」

-熱の伝導力が弱いアイロンを長時間髪にあててしまうのはやはりNGでしょうか?
木村「それは、ダメージが出やすくなってしまいますね。低温で何秒もアイロンをあててしまうのなら、高温でサッとアイロンをかけた方がダメージが少ないです」

-カールの持ちは縮毛矯正をかけている人とかけていない人とでは、どの程度差が出るのでしょうか?
木村「髪質にもよりますが、硬くて太い髪質の方は本当に持ちが悪いですね。柔くて細い髪質の方は、多少はカールが持つと思います」

-ヘアアイロンを使用する上で、注意することはありますか?
木村「ヒートプロテクト系のトリートメントを使った方が髪の毛には優しいですね。熱から髪の毛を守るタイプのものや、熱に反応して髪の毛をケアしていくタイプのものなど、熱に特化したものがたくさん出ています」

-ヘアアイロンの上手な使い方を教えてください。
木村「自宅でヘアアイロンを使うときには、しっかりと髪の毛を乾かしてから使うことがポイントです。あとは、熱の伝わり方を均一にするために、髪の毛をクシでとかしておくことが大切ですね。このふたつを守ってヘアアイロンをかければいいと思います」

縮毛矯正やヘアアイロンをした後にコテを使っても大丈夫?

縮毛矯正やヘアアイロンをした後にコテを使っても大丈夫?

-縮毛矯正やアイロンをした後にコテで巻き髪にしてもいいですか?
木村「コテを使用するのは全然かまいません。しかし縮毛矯正をかけている髪の毛は、形がつきにくくなったり、持ちが悪かったりする可能性があります。

もしコテを使ってカール感を出したい場合は、毛先まで縮毛矯正をしなくてもよいかもしれません。たとえば、根元の部分だけや顔周り、ボリュームが気になるハチ回りをポイントで縮毛矯正をかけることも可能です。縮毛矯正がかかっていない部分でしたら、コテで巻くことはもちろんデジタルパーマをかけたりもできてデザインに幅が広がります」

-それは女の子にとって嬉しいですね!
木村「事前に縮毛矯正をかけた後のことを美容師に相談すれば色々な提案をしてくれますので、是非イメージを伝えてみてください」

まとめ

まとめ

縮毛矯正の仕組みから注意点、ケアの方法にプラスして、ヘアアイロンやコテを使うときのポイントまで教えてもらいました。
縮毛矯正でストレートヘアにするだけではなく、その後にどういうヘアスタイルを楽しみたいかにもよって、全体に縮毛矯正をかけるのか部分的にかけるのかなどを決められるのは嬉しいですね!
せっかくキレイなサラサラストレートヘアになるんですから、もっと髪型を楽しみたいですよね♪
クセ毛で悩んでいる方はぜひ美容師に相談してみてください。


ライター: 遠藤 一穂

SALON INFOサロン情報

VISAGE 銀座

住所: 東京都中央区銀座2-6-5 銀座トレシャス 6F

サロン予約なら楽天ビューティ
楽天ビューティのアプリダウンロード

  • この記事の情報は、掲載開始日時点のものとなります。
    掲載されている記事内容及び店舗情報は予告なく変更されることがあります。ご了承下さい。
  • 掲載サロンは、記事掲載後、移転、閉店などされる可能性があります。
    掲載ネイル画像は予告なく削除される可能性があります。
CATEGORY :ヘア
Xでシェアする

MEDIAメディア情報

  • Raku Lab
  • Raku Lab通信編集部

    すべての人の「キレイ」を後押しするメディア「Raku Lab(ラクラボ)」の編集部です★外見だけでなく、みなさんの悩みに寄り添う情報を発信していきます。