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【トリートメントとコンディショナーの違い】正しい使い方、選び方を美容師が解説!おすすめアイテム紹介

【トリートメントとコンディショナーの違い】正しい使い方、選び方を美容師が解説!おすすめアイテム紹介
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毎日洗う髪の毛。シャンプーを流した後に使う「トリートメント」と「コンディショナー」って、似たような効果を得られそうだけれど、いったいなにが違うのでしょうか。『トリートメントには髪の内部を補修』『コンディショナーには髪の毛の表面をコーティング』とそれぞれ違う役割があります。

美髪の第一歩は、髪質にあったものを選び、正しい使い方をすること。トリートメントとコンディショナーの違いについて、ARC+の美容師 楠原やすよさんに詳しく聞きました。

CONTENTS目次

トリートメントとコンディショナーの違いとは

シャンプー、トリートメント、コンディショナー、リンスの違い

髪の毛の内部を整えるか、髪の毛の外側を整えるかの違いがあります。
ここからは、シャンプー、トリートメント、コンディショナー、リンスのそれぞれの役割・効果を確認してみましょう。

シャンプーの役割・正しい使用法

シャンプーの役割・効果

シャンプーの主な役割は、髪の毛や頭皮の汚れを落とすことになります。

洗い方のポイントは、よく泡立てたシャンプーで優しく、指の腹で頭皮をマッサージするように洗います。爪を立てたり、ゴシゴシと強く洗うと、頭皮の水分が過剰に失われ、炎症などのトラブルを引き起こす可能性があります。

また、洗い残しも、かゆみや頭皮の炎症、ふけの原因になる可能性があるのでしっかり洗い流しましょう!

トリートメントの役割・正しい使用法

トリートメントの役割・正しい使い方

トリートメントの役割は、髪の毛の内側に栄養成分を浸透させ、ダメージを補修することです。
スキンケアでいえば、美容液や保湿クリームに似た役割があります。

トリートメントを髪の毛につけてから、長時間放置すると効果がより出ると思っている方も多いようですが、置きすぎは逆に髪の毛に悪影響を及ぼすこともあるので注意が必要です。

コンディショナー・リンスの役割・正しい使用法

コンディショナー・リンスの役割・正しい使用法

・コンディショナー
コンディショナーの役割は、髪の毛のキューティクルを整えて、さらに表面を保護してくれる働きがあります。コンディショナーは髪の毛のサラサラにして指通りを良くしてくれます。
コンディショナーの使い方は、シャンプーの後に軽く髪の毛の水気を取ります。その後髪の毛のダメージが気になる部分にコンディショナーを重点的に付けましょう。

・リンス
リンスの役割は髪の毛の外部をコーティングして補修するといったコンディショナーと似たような働きをします。リンスは髪の毛の内部補修などはせず、市販のものは髪の手触りの良さを目的としていることが多いです。

ちなみにリンスは、日本独自のもので、まだ石けんで髪を洗っていた時代に、髪を整えるものとして誕生しました。
コンディショナーの登場により、現在は同じような意味合いをもつものが多いようです。

シャンプー・トリートメント・コンディショナー・リンスを使う順番

シャンプー・トリートメント・コンディショナー・リンスを使う順番

シャンプー・トリートメント・コンディショナーの役割は分かりましたが、実際に使う順番を紹介したいと思います。

【使用する順番】
① シャンプー:頭皮や毛髪の汚れを洗い流す
② トリートメント:髪の毛の内部を補修する
③ コンディショナー・リンス:髪の毛の表面をコーティングする

こちらが正しい順番です。
トリートメントは最後に使用するもの、と思っていた方も多いのではないでしょうか。
トリートメントは髪の内部を補修』『コンディショナーは髪の毛の表面をコーティング』とそれぞれの役割を把握すると、その流れにも納得できますよね。

またトリートメントをした後に、必ずコンディショナーを行わなくてはいけない、ということはありません。
髪の毛のダメージレベルや髪質にあったトリートメントを使用すれば、コンディショナーを使用しなくても自宅でのヘアケアは十分です。

市販のトリートメントの選び方

市販のトリートメントを選ぶときは、髪にダメージが少ない、できるだけナチュラルなものを使用しましょう。
おすすめは自然由来のオーガニックタイプノンシリコンタイプのトリートメントです。

避けた方がよいトリートメントは、シリコンが入りすぎたものです。
トリートメントが頭皮に張り付いてしまい、髪や頭皮のベタつきやニオイの原因になることがあります。

たくさんあるトリートメントの中で、自分の髪質やダメージの状態には何が合っているのかって、自分では判断がなかなかつかないですよね。
そういう場合は美容院に行ったときに相談することをおすすめします。
髪の毛のプロである美容師さんが、あなたの髪質や状態合うピッタリのトリートメントを紹介してくれると思いますよ。

髪質によってトリートメントしないほうが良い場合も?

髪質によってトリートメントしないほうが良い場合も?

トリートメントには髪の毛を柔らかく成分が入っているので、ねこっ毛のような元々柔らかい髪質にはあまり向きません。
そういう髪質の人は、下記のトリートメントがおすすめです。

【ねこっ毛の髪質に合ったトリートメント】
・こっくり系よりしっとり系
・洗い流さないオイルタイプのトリートメント

また、髪の毛がひどく傷んでいる人には、トリートメントの効果が期待できない可能性があります。
そういう人は美容院で特別なヘアケアと併用して、ホームケアをした方がいいでしょう。

自分の髪質に合わせたトリートメントを選ばないと、逆効果になる可能性があるので注意が必要ですね。

まとめ

シャンプー、コンディショナー、トリートメント

日常のケアだけでも、シャンプーやコンディショナー、トリートメントと種類があり、市販のものも数多くあるので、実際選ぶのも難しいですよね。
今回、各々の役割がわかったので、より美しく健康的な髪をつくれるようになるはずです!!

シャンプー、コンディショナー、トリートメント選びでは、まずは自分の髪質にあったものを選び、正しい使い方で美髪を目指しましょう!!

取材したサロン

SALON INFOサロン情報

ARC+(アーク)

住所:東京都渋谷区猿楽町20-7 ティスモ代官山2F

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