ブリーチとヘアカラーの違いは? メリットとデメリット、ヘアケア方法をプロの美容師に聞きました!
流行りのピンクカラーやミルクティーカラーをトライしたいけど、ブリーチを使って髪の毛を染めるみたい。 でも、ブリーチって髪の毛へのダメージが凄いって耳にするけど実際はどうなんだろう? こんな風に悩んでしまい、チャレンジできない方もいるのではないでしょうか。
ブリーチとはどんな施術なの?
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-ブリーチとヘアカラーの違いを教えてください。
ブリーチとは、髪の毛のメラニン色素を落として脱色する施術になります。
それに対してヘアカラーとは、地毛の上にヘアカラー剤を塗布して色味をプラスする施術です。
-髪の毛に与えるダメージの違いはあるのでしょうか?
10段階でダメージを例えると、ヘアカラーが「2〜3」くらいのダメージだとすると、ブリーチは「7〜8」くらいのダメージを髪の毛に与えます。
ダメージが心配で、ヘアカラーで実現可能な色味なら無理してブリーチをする必要はないかと思います。
なりたい色味がヘアカラーのみで実現可能かは自分で判断できないと思うので、担当の美容師さんに相談してみると良いでしょう。
ブリーチとダブルカラーの違いは?
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- ダブルカラーとブリーチの違いはなんでしょうか?
ダブルカラーとは、ブリーチをした状態の髪の毛にヘアカラーを塗布する施術です。
通常のヘアカラーと比べて、発色や透明感、表現できる色味の幅が違ってきます。
最近では、ブリーチのみで施術をすることはほとんどなく、ダブルカラーが前提になっていることが多いです。
- どうしてブリーチをすると、発色などがよくなるんですか?
ブリーチで黒の色味を落とした状態でヘアカラーを塗布するので、通常のヘアカラーよりも発色がよくなります。
例えば、黒と白の画用紙に同じ絵具で色を加えたら、白画用紙の方がキレイに色味を出すことができますよね?
それと一緒で、黒ベースの髪の毛にヘアカラーを塗布するよりも、一度ブリーチで脱色した髪の毛に色味をプラスした方がキレイに色味を出すことができるのです。
ブリーチのメリットとデメリットは?
ヘアカラーの表現できる幅を広げることができるというのが最大のメリットです。
ヘアカラーでは表現できない、ミルクティーカラー(ブラウンよりも柔らかな質感になるヘアカラー)やピンクカラー、バイオレットカラーを実現することができます。
他にも黒染めをした髪の毛に、ブリーチ(正確には黒染め落とし)をすることで、ヘアカラーを楽しむことが可能になります。
こちらは、就職活動などをして黒染めをしていた方に人気のある施術です。
-ブリーチのデメリットを教えてください。
やはり髪の毛にダメージを与えてしまう、というのが最大のデメリットです。
通常のヘアカラーやパーマですと、髪の毛のダメージは見ただけでは分かりにくいですが、ブリーチをすると見た目や手触りでダメージがあることを感じるでしょう。
-なぜそんなにダメージを与えてしまうのでしょうか?
脱色することで、髪の毛の栄養も一緒に流してしまうからです。
その結果指通りが悪くなったり、髪の毛が広がりやすくなってしまいます。
さらに、ヘアカラーの持ちが悪くなってしまうというデメリットもあります。
通常のヘアカラーが約2ヶ月持つとしたら、ダブルカラー(ブリーチをした髪の毛にヘアカラーを塗布する施術)は2週間程度で色味が変化してしまいます。
-ヘアカラーを長持ちさせることはできないのでしょうか?
ダブルカラーをした色味を長持ちさせるためには、カラーシャンプーを使用することをおすすめします。
カラーシャンプーとは、シャンプーの中にヘアカラー剤が配合されているという特徴があり、髪の毛を洗いながら色味を浸透させることができので色味を長持ちさせることができます。
ピンクやシルバー、バイオレットなど色味も豊富にあるので、気になる方は担当をした美容師におすすめのカラーシャンプーを聞いてみてください。
ブリーチ後はヘアケアが重要
-ブリーチをしたらヘアケアはした方が良いでしょうか?
もちろんヘアケアはした方が良いです。
風邪を引いたとしても、自然治癒力があるのでほっといても治るケースもありますが、髪の毛には自然に状態をよくする力はありません。
ブリーチをすると、髪の毛の栄養が洗い流されてしまっている状態になるので、ダメージを悪化させないためにもヘアケアは重要になります。
-どのようにケアをしたら良いでしょうか?
まずは、アミノ酸系のシャンプーを使用して髪の毛を洗うことをおすすめします。
アミノ酸系のシャンプーは、髪の毛に近い成分を使用しているので、髪の毛の状態を悪化させるキープさせて、保護してくれるという特徴があります。
そして、シャンプーが終わったら、洗い流さないトリートメントを塗布してください。
理想はミルクタイプとオイルタイプのトリートメントを両方塗布することですが、難しい場合はオイルタイプだけでも使用してください。
ケアを目的としたあっさりとしたオイルもあるので、ナチュラルな質感がお好みの方でも安心して使用することができます。
-他にも気をつけた方が良い点はありますか?
濡れた髪の毛はダメージを受けやすくなるので、すぐにタオルドライをするようにしてください。
この時のポイントですが、タオルドライする前に、髪の毛をブラッシングしてください。
ブラッシングをすることで髪の毛の摩擦が減りダメージを軽減させることができますし、洗い流さないトリートメントを髪の毛全体に行き渡らせることが可能です。
また、髪の毛は熱に弱いという特徴があるので、ドライヤーをかける際は、一点に当てすぎずに髪の毛を乾かすようにしましょう。
ブリーチをしたヘアカラーのヘアスタイル例
① ほんのりベージュのホワイトカラー
ワンブリーチをした髪の毛に、ハイライトを全体に塗布することで、キレイな発色や透明感はもちろん、髪の毛の立体感も表現しています。
ホワイト系のヘアカラーを塗布することで、ほんのりベージュの柔らかな雰囲気になります。
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② 夏に人気のシャーベットオレンジカラー
ワンブリーチ後に、オレンジカラーを塗布したスタイルです。
オレンジカラーを表現することは難しく、ブリーチを繰り返しすることもありますが、こちらはワンブリーチで仕上がりを再現しています。
ホワイト系のヘアカラーを塗布することで、ほんのりベージュの柔らかな雰囲気になります。
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③ 透明感のあるチェリーレッドカラー
ワンブリーチをした髪の毛に、バイオレット系のレッドカラーを塗布したヘアカラーです。
光に当たるとキレイな発色が際立つカラーリング。
ブラウン系やベージュ系のヘアカラーに飽きた方は、ぜひチャレンジしてください!
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まとめ
今回は、北千住にある【Lily.】で代表を務める佐山雄司さんに、ブリーチとはどう言う施術なのか、メリットやデメリット、ヘアケアの方法を伺いました。
ブリーチをすることで、キレイな髪色を実現するベースを作ることができるのは魅力的ですよね!
その反面髪の毛に与えるダメージがあるということが分かりました。
ですが、しっかりとケアをすることで、ダメージの悪化を防いでキレイな髪色をキープすることができるので、気軽にチャレンジすることができそうですよね。
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