Raku Lab通信

【髪の毛って何で傷むの?】髪の毛が傷む原因や対処方法を現役美容師に聞いてきました

【髪の毛って何で傷むの?】髪の毛が傷む原因や対処方法を現役美容師に聞いてきました

髪の毛が傷んでしまうと、抜け毛や切れ毛が多くなるし悲しいことばかりですよね。
傷んでしまった髪の毛は、もうサラサラにすることはできないのでしょうか。

今回は髪の毛が傷んでしまう原因や対処方法、傷ませないケアの方法を銀座の美容院【CALON】でカラースペシャリストをしている菊池 真里亜さんにお話を伺いました。

CONTENTS目次

髪の毛が傷む原因って?

-髪の毛って何で傷んでしまうんですか?
菊池「髪の毛の傷みには色々なことが原因としてあります。まずはカラーやパーマに使用する薬品による傷みがあります。他にもドライヤーやヘアアイロンの熱による傷みや髪の毛の摩擦による傷み、そして紫外線によるダメージなどもあります」

-それぞれの原因をもう少し詳しく教えてください。最初はカラーやパーマの薬品からお願いします。
菊池「カラーやパーマのダメージは、使用している薬品に含まれているアルカリ性が髪の毛にダメージを与えています。アルカリ性の薬品を髪に塗布することで、髪の毛の表面にあるキューティクルを開かせる役割があります。キューティクルを開くとは、髪の毛の組織を壊しているということなんです」

-なるほど。
菊池「最近は髪の毛が細い人が多く、そういう髪質の方に何度もアルカリの薬剤を重ねてしまうとダメージをドンドン蓄積させることになります。薬剤も進化しているので、一度カラーやパーマをしたくらいで目に見えるようなダメージを与えてしまうことはほぼありません。しかし、短期間に何度も繰り返しカラーやパーマをしてしまうと、ダメージが深刻になってきてしまいます」

-では次はドライヤーやヘアアイロンの熱によるダメージのことを教えてください。
菊池「ドライヤーは普通に乾かしているだけだったら、そんなに髪の毛にダメージは与えません。しかしドライヤーの熱を過剰に与えてしまったりすると、傷みの原因になる可能性はあります」

-熱が傷みの原因なんですね。
菊池「そうですね。ヘアアイロンの場合は、高熱を直接髪の毛にあてるので傷みに直結しやすいです。ドライヤーと一緒で、同じ箇所に何度も繰り返し熱を加えると髪の毛がドンドン傷んでしまうので、高温に設定したヘアアイロンでサッとまとめてください」

-熱を与えるとどうして傷んでしまうんですか?
菊池「髪の毛を乾かす際に熱を与えすぎると、髪の毛の中にある水分や油分がドンドン取られてしまうんです。水分や油分がなくなると髪の毛が硬くなってしまい、手触りがゴワゴワになったり、まとまりのない髪の毛になってしまうんです」

-それでは摩擦による傷みのことを教えてください。
菊池「ドライヤーできちんと乾かさずに、半乾きの状態で寝てしまうと枕との摩擦でダメージを受けてしまいます。また、キューティクルがよじれたりガサガサになってしまい、それが傷みに直結してしまうんです」

-半乾きで寝てしまうこと以外で、摩擦による傷みを受けてしまうことはありますか?
菊池「ロングヘアの方はとくになんですが、シャンプーの前にきちんとブラッシングしていないケースも傷みを受けてしまう原因になります」

-シャンプー前にブラッシングするんですか?
菊池「そうなんです。ブラッシングしないままシャンプーをしてしまうと、髪の毛のもつれなどをそのままこすり合わせてしまうような状態になるんです。シャンプーすること自体が、摩擦の原因になってしまうんです」

-確かにロングヘアの方は、もつれなどが多そうですね!
菊池「逆にブラッシングをしっかりとしていれば、髪の毛の表面がサラサラになるので、シャンプーをしたときに髪の毛同士がぶつかり合うことも少ないし、余分な汚れも取り除いてくれるのであわ立ちもよくなるんです」

-では最後に紫外線による傷みのことを教えてください。
菊池「紫外線は日焼けが原因といわれていますが、実は髪の毛の乾燥が原因にもなっているんです」

-肌だけに影響があるんじゃないんですね!
菊池「あと髪の毛につけているヘアオイルやトリートメントなどのスタイリング剤が、紫外線によって酸化してしまうこともあるんです。酸化したスタイリング剤が髪の毛についたままになって、酸化物がたまりすぎてしまうと髪の毛がざらざらして、傷んだような手触りになってしまうんです」

-紫外線が強くなる時期は、とくに気をつけないとダメですね。
菊池「そうですね。髪の毛を乾燥させてしまうだけではなく、スタイリング剤の性質も変えてしまうので、紫外線はお肌だけではなく髪の毛にとっても大敵といえる存在なんです」

髪の毛の傷みを治すことはできる?

-髪の毛の傷みを治すことはできますか?
菊池「一度傷んでしまった髪の毛は、完全に治すことはできませんが、改善することなら可能です」

-それでは髪の毛の傷みを改善する方法を教えてください。
菊池「アルカリの強い薬剤で繰り返しヘアカラーを行って受けた傷みには、タンパク質や水分を補給できるシリコンの入っているシャンプーがおすすめです」

-ノンシリコンシャンプーじゃないんですね!
菊池「ノンシリコンシャンプーは頭皮や髪の毛に良いといわれていますが、傷みの強い髪の毛にはアミノ酸が豊富に含まれたものや、シリコンで擬似的にキューティクルを作れるようなシャンプーでケアするのが適しているんです」

 -シリコンシャンプーは、頭皮などにあまり良くないと聞いたことがありますがいかがですか?

菊池「シリコンが悪いといわれているのは、頭皮に蓄積したシリコンが酸化することが原因なんです。蓄積した物質は、普通にシャンプーするだけならなかなか落ちないので、『じゃあシリコンが最初から含まれていないシャンプーが良いのではないか』という発想からノンシリコンシャンプーが人気になりました。でも髪の毛のダメージが強いときなどは、シリコンが入っているほうが良い場合もあるんです。美容院に行けば、頭皮に蓄積したシリコンを洗い流すことも出来るので、髪の毛の状態に合わせてシリコン入りのシャンプーも選んでみてください」

-トリートメントの場合は、どのような成分が入ったものが傷みに効果的ですか?
菊池「18MEA(メチルエイコサン酸)とか、ケラチンよりもコラーゲンが多く含まれているものなどの、保湿メインのものがおすすめです。ケラチンという成分は髪の毛の中のタンパク質を補充してくれますが、硬くなってしまうという特徴があるので避けた方が良いです」

-もしケラチン入りのトリートメントを使った場合、髪の毛はどうなってしまいますか?
菊池「ケラチンは髪の毛が硬くする効果があるので、ハリやコシが欲しい方にはピッタリなんです。しかし、柔らかな質感を求めている方が使用すると、ハリが出すぎてしまってキレイになったように感じないでしょう」

-コラーゲン以外にどんな成分が含まれているトリートメントがおすすめか教えてください。
菊池「ヒアルロン酸が入っているトリートメントもおすすめです。メーカーによってさまざまな保湿成分を含んだトリートメントが販売されているので、髪の毛が傷んでしまった方は保湿重視でトリートメントを選ぶようにしましょう。あとシャンプーなどが終わってから、濡れた状態のまま髪の毛をブラッシングしても傷みがケアされるんですよ」

-濡れているときにブラッシングをするのは、髪の毛に良くないと思っていました。
菊池「実はドライヤーで乾かす前にブラッシングすることで、キューティクルのもつれなどが取れるので、乾きムラを防ぐことができるんです。細かい髪の毛や傷んでいる髪の毛は、健康的な髪の毛よりもすぐに乾いてしまうんです。なので、乾きムラを減らすために先にブラッシングをして、全体のキューティクルを整えることが大切なんです」

-濡れた状態でブラッシングをするのは、乾きムラを抑えるためだったんですね!
菊池「ただ濡れている状態でブラッシングすると、髪の毛が絡まってしまうという方も多いんです。なので、濡れている髪の毛にミスト状のトリートメントを全体にかけてからブラッシングするようにしてください。そうすればブラシがスルスルと通るだけではなく、ドライヤーの熱からも髪の毛を守ることができます」

-ドライヤーの熱によるダメージを受けにくい乾かし方はありますか?
菊池「髪全体にブワーっと風を当ててしまうのではなく、髪の毛の根元から丁寧に乾かすことで熱によるダメージを受けにくくなりますよ」

-根元から乾かす理由はなんですか?
菊池「髪の毛の根元を乾かすのと同時に、地肌も乾かすことが大切なんです。しっかりと地肌にドライヤーを向けて乾かしましょう。地肌が乾いたら、根元から毛先に向かって乾かすとキューティクルの乱れも整わせることができるんです」

美容院でのケアでおすすめのトリートメントは?

-美容院のおすすめトリートメントメニューはありますか?
菊池「水素トリートメントがおすすめです。カラーやパーマをしたあとは、サビの原因といわれている活性酸素と過酸化水素が発生するんです。それをしっかりと除去してあげることで、髪の毛の傷みを最小限に抑えたり、カラーの脱色を防ぐことができるんです」

-カラーの退色を防げるのは嬉しいですね!
菊池「カラーやパーマの施術あとに、退色を抑えるためのトリートメントをするのは髪の毛にとってとても重要なことなんです。あとは、髪の毛にあたる紫外線や、シリコンのつけ過ぎなどもケアすることができます。水分をしっかりと髪の毛に閉じ込めてくれる働きがあるので、ツヤやしなやかさを取り戻すことができるトリートメントです」

-カラーやブリーチを繰り返して受けた傷みでもケアできますか?
菊池「そういう方は『キューティック』というトリートメントがおすすめです。このトリートメントは脂が落ちてしまった髪の毛でも、しっかりと強化してくれる役割があるんです」

-最近髪の毛が傷んでるって感じたときの対処法はありますか?
菊池「まずはなんで髪の毛が傷んでしまったのか、という原因を考えることが大切です。原因が分からないと、どれだけ高級なトリートメントをしても効果を感じることはできないと思います」

-確かにダメージの原因を改善してくれるトリートメントじゃないと意味がないですよね。
菊池「自分の髪の毛がどのような原因でダメージを受けているのかなど、自分では分からないこともあると思うので、担当の美容師にしっかりと見てもらうことをおすすめします。それでどんなトリートメントを選べばいいのか、アドバイスしてもらいましょう」

まとめ

傷みの原因やヘアケア商品の選び方など、今まで知らなかった意外なことをたくさん教えて頂きました!
自宅では傷みの原因となるような要因を極力省きながらケアを行い、定期的に美容院で髪の毛の状態や傷みの原因を見極めてもらうことが美髪をキープする秘訣です。
きれいな髪の毛を守るには、日々の行動がポイントになります。
プロの教えを参考にして、美しい髪を手に入れましょう。

SALON INFOサロン情報

CALON(カロン)

住所:東京都中央区銀座5-13-19 DUPLEX TOWER銀座 5/13 5F
電話番号:050-3752-4270

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