Raku Lab通信

【10日間さらに長持ち!】 ネイリストがひそかにやっているネイルケアをプロに聞いてきました

【10日間さらに長持ち!】 ネイリストがひそかにやっているネイルケアをプロに聞いてきました
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寒くなると、とても乾燥しますよね。 顔のスキンケアだけではなく、ボディローションや濃厚なテクスチャーのクリームがよく売れるそうです。 そんな中、乾燥をものともせず美しい指先を保っているのがネイリストのみなさんです。 ネイリストさんたちが行っているケアを知ることで、ジェルネイルの持ちを10日間引き伸ばすことも夢ではないかもしれません! 季節感を取り入れて、お客様のライフスタイルに合わせた施術に定評の高い、代官山サロン『KAI』の田中君子さんにお話をうかがうことができました。

CONTENTS目次

今より10日間ジェルネイルを良い状態で保ちたい!

今より10日間ジェルネイルを良い状態で保ちたい!

突然ですが、最初に現在の状態を知るためにチェック診断をしてみてください。

・キューティクルオイルを使っていない

・ハンドクリームをほとんどつけない

・お風呂上りにクリームを使わない洗いものは素手で行う

・半身浴よりも肩までどっぷりお湯につかりたい

・顔につけた化粧水の余りを手につけるくらいでケアをしていない

・ささくれができやすい

・二枚爪になったことがある

・爪が小さくて薄い

・ジェルネイルは14日ほどで取れてしまう

いかがですか?
以上の10項目のうち、3つ以上に○がついた方は、乾燥に手が負けて、SOSを放っているにもかかわらず、何もしていないという可能性が!

ではここで、具体的なケアの方法をご紹介しましょう。

キューティクルオイルは一日に何回塗布するのがベスト?

キューティクルオイルは一日に何回塗布するのがベスト?

最低でも、朝昼晩、そして寝る前の3、4回は塗布していただきたいです。

ネイリスト目線では、できれば爪だけとは言わず、手そのものをずっと潤わせていてほしいので、塗布する回数が多ければ多いほど良いと思います。
そうはいってもなかなか実行できないですよね。
つまり使いやすい環境を作ることが先決なんです。

家の中で一番長く時間を過ごす場所にひとつ、キッチンにひとつ、洗面台にひとつ、ベッドの脇にひとつ、オフィスのデスクにひとつ。
塗布することが良いと頭でわかっていても、ちょっとでも面倒だと思ってしまうと習慣づかなくなるのが人間です。

首からネックレスのようにさげるのもいいですね。
ロールオンタイプのものに入れ替えたり、外出の多い方はポーチに常備してみてください。
ポーチから出すのもおっくう……!?
そんな場合は、リップをつけるときにはオイルも塗る、と、連続した動作を習慣づけて自然と手が動くようにしてみましょう。

電車の待ち時間などの隙間時間にはオイルを塗布する癖をつけるのもおすすめです。
車派の方は、もちろん車内にも常備しましょう。
そのときは、酸化を防ぐため直射日光のあたらないところにおきましょうね。

キューティクルオイルの正しい塗布位置

キューティクルオイルの正しい塗布位置

オイルは爪先だけに塗布すれば良い。
そう思っている女性も多いようなのですが、髪の毛を美しくするために頭皮ケアが重要なように、爪も生えてくる部分にケアを行き渡らせるのが大切です。

キューティクルは外から見えても、爪母(そうぼ)と呼ばれる爪が造られる部分は、外側から見ることができません。
爪と皮膚の境目から、第一関節ほどの部分まで塗布して、オイルをよく揉み込みましょう。

オイルの酸化が気になる方は、ミニサイズのキューティクルオイルの購入がおすすめです。
入れ物が小さければ持ち歩くのにも便利なので、一石二鳥ですね。
どの環境においたオイルが一番早くなくなるかによって、ケア頻度や乾燥した環境の状態を意識することもできるでしょう。

働く女性なら、消しゴムと同じところに置いて常備すればおのずと目に付きますよね。
席についたらまずは塗布!
標語のように覚えてしまってもいいかもしれません。

ハリウッドセレブで大流行の美容法!『ドライブラッシング』は爪や手にも効く?

ハリウッドセレブで大流行の美容法!『ドライブラッシング』は爪や手にも効く?

『ドライブラッシング』とはお風呂やシャワーに入る前の、乾いた肌に馬の毛などをつかったブラシで肌をブラッシングして、肌を活性化し、セルライトをなくす対策としても知られている美容法です。

通常全身に行い、気になるヒップラインや二の腕の脂肪を燃やすのに効果的と言われていますが、背中やお腹は入浴する時以外は隠れているものですよね。
常に酷使している手や足に、ブラッシングをしたからといって美容効果があるかどうかは、皮膚科の先生に聞いた方が良いかもしれません。
同じ皮膚科でも、考え方によって違う答えがでそうな美容法とも言えます。

お腹や背中は1日に2、3回の洗浄、温泉に行ったとしても多くて3、4回ほどの洗浄回数ですよね。
ところが手を洗う回数は多いと思います。
腕の内側よりは皮膚が厚くできているんです。

これだけはやめてほしいこと!

これだけはやめてほしいこと!

美容のプロとしておすすめしたいこと、やめてほしいことをお伝えします。

もし爪がかけた時には、絶対に爪切りを使わないでください。
少し面倒かもしれませんが、エメリ-ボードで優しく爪の形を整えるのがベストです。

爪切りを使うと、3層になっている爪の層がはなれて、二枚爪になりやすくなります。
ジェルネイルを施術するときに、指先からジェルネイルがはがれやすい爪になってしまうんですね。

ポーチに忍ばせて、爪の形をいつでも整えられるように準備できたら言うことなしですね。

ジェルネイルの交換推奨期間って?

ジェルネイルの交換推奨期間って?

ジェルネイルのもちが良くない方だと、2週間ほどで1、2本浮いてきてしまう方もいらっしゃいます。
その際は無理にジェルネイルをはがさず、再度サロンへ来店して浮いたり、はずれた部分は新しく付け替えるなどのリフィルをお勧めします。
というのも、頻繁にジェルネイルを外していると、アセトンに触れる機会が増えてしまうからです。

これは爪にとって負担になる行程なのですが、どのネイルサロンでもアセトンでジェルネイルを落としているのが実情です。
短期間で付け替えを繰り返すと、爪の表面を多少でも削っているということも意識しましょう。

薄い爪は乾燥にも弱く、またジェルネイルがすぐに外れやすいという悪循環に陥ることもあるんです。
正しい知識を持ったサロン、またはネイリストに相談しながら、爪の状態を良くしていくのが一番ですね。
ただし、中には2カ月近く持つ、という方も多くいらっしゃいます。
そんなときは、本当にジェルが爪に密着しているか、よく確認してください。

爪とジェルの間にカビが生えてしまうグリーンネイル状態になっていたら、2カ月キープできたとしても、ぞっとしますよね。
やはり、信頼できるネイリストに適正な交換時期を尋ねるのが良いでしょう。
できれば最低3週間のキープを目指して、オイルやクリームを駆使してください。
要は、アセトンを使ってオフする回数をできるだけ減らす、という考え方です。

乾燥に弱い・ジェルが浮きやすい人ができる対策

乾燥に弱い・ジェルが浮きやすい人ができる対策

ジェルネイル専用のトップコートというものがあります。
これを使うことで、ジェルネイルの色ツヤをみずみずしく保つだけでなく、乾燥や水分から爪を守るコーティングの役割もしてくれます。

気になる方は、ぜひお近くのサロンで購入を考えてみましょう。

また、ジェルネイルはUVライトを使ってジェルを硬化させますよね。
そのせいか、窓際でずっと紫外線を浴びていた爪が、黒く変色してしまった! という都市伝説もあるようです。

ジェルがお客様に浸透し始めた10数年前なら、あり得たことかもしれませんが、最近のジェルは性質も良くなっているので、いくら乾燥して紫外線を浴びる窓際にいたとしても黒くなるという心配はないはずですよ。

足の角質層と乾燥の関係

足の角質層と乾燥の関係

足にもジェルネイルをするのは、やはり夏場が多いですが、ヨガやピラティスのスタジオに行った際、人前で裸足になる機会が増えたせいか、冬でも足にジェルネイルを施す方が増えました。
そうなると、同時に気になるのは足の角質層が厚くなって乾燥してひび割れしている状態ですよね。

乾燥を気にして、フットケアのみされる方も増えました。
人に見られても恥ずかしくない足先・指先なら、運動も楽しく取り組めそうですよね。
そういった意味で、足のケアは夏場だけ、という方は減少傾向にあるようです。

乾燥対策のまとめ

乾燥対策のまとめ

・暖房の影響か、気温が影響しているのか。乾燥の種類を把握する。

・乾燥の目安に敏感になる。

・足湯を上手に取り入れて冷え・乾燥知らずに!

・半身浴では指先を濡らさないで◎。

・爪が弱い人でも、3週間持たせるように努力を。

・適正な時期がきたら、サロンでジェルを付け替える。

乾燥がこんなにも爪に影響を及ぼしているとは、気づきませんでしたよね。
これからは、手のSOSや乾燥に気付いて、こまめにケアをしてあげたいですね。

SALON I NFOサロン情報

KAI〈カイ)

住所:東京都渋谷区鉢山町14-7 I代官山3F
電話番号:050-3486-1676

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CATEGORY :ネイル
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