【切れる髪の毛は赤信号】切れ毛の原因は毎日の◯◯だった! 原因と対策を美容師が伝授

髪の毛をとかしたり洗ったりしていると、髪の毛がブチっ...。切れ毛が増えるとストレスになるだけでなく、スタイリングがキマらなくて悲しいですよね。そこで今回は現役の美容師に「髪の毛が切れてしまう原因」や「切れる髪の毛のケア方法」を教えてもらいました!
どうして髪の毛が切れるの?

今回お話を伺ったのは、美容院 CALON の菊池真里亜さん。
カラースペシャリストとしてたくさんの髪を扱ってきたプロに、まずは髪の毛が切れる原因を教えてもらいました。
原因1.カラー・パーマ

薬品に含まれているアルカリ性が、髪の毛の表面にあるキューティクルを開き組織を壊すことで、髪の毛のダメージの原因となります。
とくに髪の毛が細い人が短期間に何度も繰り返しカラーやパーマをしてしまうと、深刻なダメージになることも。
原因2.ドライヤーやヘアアイロンの熱

普通に乾かしているだけなら大丈夫ですが、過剰な熱が傷みの原因に。
ヘアアイロンの場合は、高熱を直接髪の毛にあてるので傷みに直結しやすく、ドライヤーでも同じ箇所に何度も繰り返し熱を加えるのはNG!
原因3.摩擦

ドライヤーできちんと乾かさずに、半乾きの状態で寝てしまうと枕との摩擦がダメージに。キューティクルがよじれたりガサガサになり傷みに直結してしまいます。
また、シャンプー前にきちんとブラッシングしないことで、髪の毛がもつれたままこすり合わされてしまうことも、ダメージの原因になります。
原因4.紫外線・乾燥

紫外線はお肌だけでなく、髪の毛にも大敵。髪の毛を乾燥させてしまうだけでなく、スタイリング剤の性質も変えてしまいます。
酸化物が髪の毛にたまるとざらざらして、傷んだような手触りになってしまいます。
これらのダメージが蓄積すると、髪の毛が切れ始めます。
さらに切れ毛を放置していると、シャンプーやドライヤーなど日常の動作だけで、ダメージを受けやすくなり、どんどん痛みが蓄積されてしまうという悪循環に...。
そうなる前に、まずは自分の髪の毛のダメージの原因が主にどんなところにあるのかを見極めて、早速今日から対策を打ちましょう。
傷んで切れる髪の毛を改善する「ホームケア術」を伝授!
対策1.ヘアカラーで傷んだ髪にはシリコン入りのシャンプー

繰り返すヘアカラーで痛みの強い髪の毛には、シリコンで擬似的にキューティクルを作り、タンパク質や水分を補給できるシリコンシャンプーがおすすめ。
シリコンは頭皮に蓄積すると酸化するため良くないと言われていますが、髪の毛のダメージが強いときなどは、シリコンが入っているほうが良い場合も。
頭皮に蓄積したシリコンは美容室で洗い流すことも出来るので、髪の毛の状態に合わせてシリコン入りのシャンプーをチョイスしてみましょう。
対策2.トリートメントは保湿重視のものをチョイス
トリートメントは、保湿重視で選びましょう。例えば、18-MEA(18-メチルエイコサン酸)や、コラーゲン、ヒアルロン酸が入っているものです。
対策3.かわかす前にトリートメント+ブラッシング

シャンプー後は、濡れた髪の毛全体にミスト状のトリートメントをかけてからブラッシングしましょう。
傷んでいる髪の毛や細かい髪の毛は、健康的な髪の毛よりも乾くのが早いため、乾きムラを減らすために先にブラッシングをして、全体のキューティクルを整えることが大切です。
ミストトリートメントは、ブラシ通りを良くして、ドライヤーの熱からも髪の毛を守る役割があります。
対策4.ドライヤーは根本から風を当てる

ドライヤーで髪の毛を乾かすときは、髪全体にブワーっと風を当てるのではなく、髪の毛の根元から丁寧に乾かすことで熱ダメージを受けにくくなります。
同時に地肌にも風を当てて乾かしましょう。地肌が乾いたら、根元から毛先に向かって乾かすとキューティクルの乱れを整えることができます。
美容室でのイチオシ・スペシャルケア

ホームケアだけでは物足りないという人には、美容室でのトリートメントがおすすめ。菊地さんのイチオシは?
◎カラー・パーマの後は「水素トリートメント」
カラーやパーマ後に発生し、サビの原因といわれている活性酸素と過酸化水素を除去してくれます。
髪の毛の傷みを最小限に抑え、カラーの脱色を防ぐ効果のほか、紫外線や、シリコンのつけ過ぎなどもケアすることができます。
水分をしっかりと髪の毛に閉じ込めてくれる働きがあるので、ツヤやしなやかさを取り戻すことができます。
◎カラーやブリーチによる傷みには「キューティック」
キューティクルを補修し、脂が落ちてしまった髪の毛でも、しっかりと強化してくれる役割があります。
切れ毛を改善して、オシャレを思い切り楽しもう♡
切れる髪の毛を改善するためには、まずは自分の髪の毛がどうして傷んでしまったのか? 原因を明らかにすることが大切です。原因が分からないまま高級なトリートメントをしても効果は半減してしまいます。
自宅でのケアを続けても、自分ではなかなか改善できないという方は、担当の美容師に相談しアドバイスしてもらいながら、諦めずに改善していきましょう。
切れ毛知らずの美髪を手に入れて、ストレスフリーでオシャレを楽しみましょう♡
ライター:高村陽子
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