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アフロートを支えるスーパー美容師!表参道の美容院『AFLOAT』高橋ケンイチさんインタビュー

表参道の美容院『AFLOAT』高橋ケンイチさんインタビュー
2018.12.13

現役美容師に改めて美容師の仕事の素晴らしさを伝えて行く本企画では、今でも最前線で活躍している有名美容師に仕事の楽しさや魅力はもちろん、自分がぶつかった壁をどう乗り越えたのかなどリアルな情報を発信して行きたいと思います!

本企画最初にお話を伺ったのは、『AFLOAT(アフロート)』の取締役を務める高橋ケンイチさんです。

AFLOATは東京を中心に8店舗の直営店と、22店舗のフランチャイズ店を展開している日本でも屈指のブランドサロン。

高橋さんには、美容師を目指したきっかけから現在のお仕事のこと、将来の目指すところをお話してもらいました。

CONTENTS目次

美容師になるきっかけ

-高橋さんはいつから美容師になりたいと思い始めましたか?

美容師になりたいと思ったのは、中学生の頃からです。 その頃から、髪の毛を自分でセットするのが好きでかなりこだわってました。 どれくらいこだわっていたかというと、朝のセットが決まらなかったら学校には行かないくらいです(笑)。

高校卒業を控えて進学を考えたときに、大学に進むことも考えましたが、髪の毛をいじるのが好きという思いは変わらなかったので、都内の美容専門学校に通うことにしたんです。そして美容専門学校卒業して、そのまま都内の美容院に就職をしました。

-高橋さんが美容師になった頃の美容業界はどんな感じでしたか?

私が美容師になったのは、1990年代の前半の頃で経済は平成不況などと言われている時代でした。 社会的にもあまり景気が良くはありませんでしたが、進学というと大学に行くのが基本ルートです。 しかし大学進学をさまざまな理由で選べない人もたくさんいて、そういう人たちに美容師はとても人気が高かったんです。

-やはり手に職を持てるという強みがあるからでしょうか?

それもありますが、美容師ってかっこいいなと思ったんですよね。 今でこそ男性美容師は数多くいますが、当時は女性美容師の方がまだまだ圧倒的に多かったんです。 女性が大半を占める美容専門学校に進学する、男性は悪く言ってしまうと勉強を今までやってこなかった人が多いイメージがあります。 さらにその中の大半が、かっこよさそうと漠然に思い、将来の目標もなく「モテそう」だからという理由で美容師になろうとしていました(笑)。

-現在の美容専門学校に通っていたり、若手の美容師たちとの違いはありますか?

全然違いますね。私たちの時代はさっきお伝えした通りですが、最近の若い美容師たちは学生の頃から自分のビジョンを構築して、それを叶えるために美容師になろうという人が多いと感じています。

私がアシスタントだった頃は、修行の身という認識があったのでガムシャラにやるだけでした。 しかし最近の若い美容師は、「自分が思い描いているビジョンを、この美容院を続けて叶えることができるのか」ということを考えているんです。 なので、職場を辞める理由も今と昔では違っていて、以前は「アシスタント業務がキツイから辞める」だったのが、「この美容院では自分の将来設計を叶えることができない」からという理由で辞める方もいます。

アシスタント時代

-高橋さんのアシスタント時代はどのような生活を送っていましたか?

朝から夜遅くまでサロンワークとレッスンの繰り返しですね。 先ほど当時の退職理由の多くは「業務がキツイから」と言いましたが、身体的だけではなく人間関係の大変さからという意味もあります。

当時の美容院は体育会系なノリでしたし、先輩のスタイリストから理不尽なことを言われたりすることもありました。 ですが仕事が終わると、その先輩から食事に誘ってもらったり、ツーリングに誘ってくれたりしてくれていて、楽しいこともたくさんあったので続けることができました。

その美容院は技術に強いこだわりを持っていたので、求めるクオリティの水準が高くテストに通るのがとても大変でした。 美容院内で勉強会などもありましたが、それだけでは足りず朝も夜も勉強に費やしてたんです。

-アシスタントの頃はプライベートなしで働き続けていたんですか?

いいえ、美容師は遊ぶこともしっかりしないとダメなんです。 私がアシスタントの頃は、外に飲みに行っては人と接する遊びをたくさんしていました。 しかも美容師はただ遊ぶだけではなく、その人と接することが仕事につながることがあるんです。 実際に過去に友だちになった人が、今でもお客さんとして来てくれます。

それ以外にもゲームをしたり、漫画を読んだりと家で一人でする遊びも大切だと思っています。 自分が好きなことをたくさんして、ストレスを発散することで仕事も頑張ることができるんです。

-美容師になって嬉しかったことはなんですか?

「初めて担当したお客様がまた再来してくれたこと」というのは、美容師なら誰もが嬉しいと感じることなんですが、私の場合はスタイリストになっても全然お客様が戻って来てくれることがなかったんです。 私はオタク気質なところがあって、技術は高い水準まで突き詰めていたという自負はあります。 それでもお客様がついてきてくれなかったんです。

-その原因とどのようにして改善したか教えてください。

原因は『接客』でした。 私はシャイで、お客様と心を開いた会話をすることができなかったんです。 なのでありきたりな会話をするのが精一杯。

アシスタントの頃も先輩スタイリストから、「お客様と会話をもっとして」って言われていました。 しかし当時の私は、アシスタントの仕事はしっかりとこなしていたし、必要はないと感じていたんです。 美容のスキルは高まっていましたが、対人スキルが全然なかったし、これが必要だとスタイリストになるまで気付くことができませんでした。

そこでお客様ともっと向き合って親身に話をし始めるようにしたんです。 そうすると徐々にお客様との会話も楽しくなって来て、お客様も定着してくれるようになってきたんです。

集客について

-今と昔では集客方法など色々と変化があると思います。集客に困っている若手美容師にアドバイスはありますか?

個人SNSに力を入れることは大切だし、必ずやらないとダメだと考えています。 ただほとんどの美容師がSNSは利用しているので、あまり差別化にはなりません。 人と違うことをやらないと選ばれることは難しい時代になりました。

例えば今モデルハントを外でやっている美容師は、昔ほど多くはありません。 あまり人がやっていないなら、今モデルハントをすると効果が上がるかもしれません。

AFLOATは東京でこそブランドサロンと言われていますが、地方などの新天地になるとAFLOATの名前も弱まりお客様が全然来ないんです。 なのでイチからその街のお客様と関係性を築いていく必要があります。

先ほど「人と接するために外に遊びに行く」と伝えましたが、それを現在でも行っています。 その地域に住んでいる方とお話をして、新店舗をその地域にしっかりと根付かせることを最初にします。 スピードはゆっくりかもしれませんが、地道にコミュニケーションを取ることが大切なんです。

-最初はやはり人と接することを大切にしているんですね。

お客様がお友だちをAFLOATを紹介して、それがきっかけで来店してくれることが大切なんです。 なので紹介をしてくれる人がいないなら、その人を探すことをまず最初にします。 そして最高の施術と接客を紹介して来店してくれた方にすることで、また私をお友達に紹介してくれるかもしれません。 ゆっくりでもいいので、人との関係性をしっかりと築いていけば集客の問題は解決するのだと思います。

あとはやはり接客、つまり対人スキルの向上だと思います。 お客様とお話をするときに、当たり障りのない天気や映画などの話をしてもその人の記憶には残りませんよね。 しかし、自分自身に知識がなかったり、経験がないと話をすることができないので、どんどん積極的に行動はしましょう。

-高橋さんのトークはどんな知識や経験から来るものですか?

知識はテレビなどを見て、そこで知ったことを話すことが多いです。 私はNHKのドキュメンタリーが大好きで、そこで紹介される内容ってとてもディープなんです。 そういう話をすると、お客様も面白いと感じてくれて話が弾みます。

あと経験で言うと、実は『M-1グランプリ』に出場したこともあるんです。 当時一緒に働いていてたスタッフと、『ツナ缶』と言うグループを結成してステージに立ちました。 なんで漫才かというと、当時漫才師がとってもかっこいいと思ってたんです。 自分がかっこいいと思ったことは、今も昔も積極的にやるスタンスです。

結果は一回戦敗退だったんですが、会場全体のことを見回す余裕もあったし、とても楽しむことができました。 この経験って行動しないと得難いし、誰もが得られる経験ではありません。 このような自分だけの経験を蓄積して、お客様にアウトプットしていつも新鮮な話を心掛けています。

若い美容師へメッセージ

若い美容師へメッセージ

-最後に若い美容師の皆さんにメッセージをお願いします。

お客様は年齢を重ねても美しくなりたい、かっこよくなりたいと願っています。 その願いの大部分を叶えることができるのが美容師という職業です。

ビューティーのジャンルは髪の毛だけではなくメイクなどもありますが、自分でやるものは徐々にメンテナンスに近くなっていき、感動を得ることは少なくなります。 しかし美容院に来ると、お客様はヘアデザインのビフォーアフターでとても笑顔になってくれます。 このように美容師は人に感動を与えられる、稀有な職業だと思っています。

さらに美容師は、自分の選択次第で様々な方向に進むことができます。 今在籍している美容院を大きくするために尽力することもできるし、独立して自分の店舗を持つことだってできます。 いずれも簡単なことではありませんが、成功事例も多い業界です。 自分がなりたい未来像を叶えるために、しっかりと分析をしてどう進めばいいか試行錯誤してみてください。

SALON INFOサロン情報

AFLOAT(アフロート)

東京を中心に8店舗の直営店と、22店舗のフランチャイズ店を展開している日本でも屈指のブランドサロン。 実力のあるスタイリスト揃い。大人女性や綺麗になりたい女性から高い支持を得ており、お客様のなりたいを感動に変える、そんなヘアサロン。早速下記から店舗情報をチェック!

  • この記事の情報は、掲載開始日時点のものとなります。掲載されている記事内容及び店舗情報は予告なく変更されることがあります。ご了承下さい。
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